バンコクのホテルで朝シャン!インターコンチネンタルバンコクスクンビット・クラブラウンジの朝食
クラブフロアの朝食が気になる人は多い
バンコクにあまたあるラグジュアリーホテル。
特にクラブフロアがあるホテルであれば、ちょっと贅沢してクラブフロアに泊まりたいもの。常時カフェ代わりに使えるラウンジへのアクセスができ、アフタヌーンティーや夕方から夜にかけての軽食とアルコールの時間があるハッピーアワー(またはカクテルタイム)、そして朝食と、特別な時間を過ごせる場合が多い。
今回は、バンコクの最新ホテルの一つ、インターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブフロアに宿泊。ラウンジでのサービスを堪能しつくした。その様子は以下の記事を要チェック。
しかし、こちらのクラブラウンジ、朝食が素晴らしすぎたので、この記事に別記させていただく!
バンコクのホテルで朝からスパークリングワインが飲みたい!
そもそも私がインターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブフロアを予約した理由は、カクテルタイムだけではなく、朝食からスパークリングワインが飲める、いわゆる「朝シャン」ができると言う理由から。
「え?それだけ?なんていう理由だ!」と呆れる人もいるかもしれない。しかし、ちょっと待って!他にもこのホテルの良いところはたくさんある。
だが、この超円安時代、そしてタイの物価も上がりつつある今、私の旅の予算内で、タイで朝シャンできるホテルは本当に少ない。タイへの旅行は自分へのご褒美であり、癒し。いつもの朝とは違う贅沢な休日を時間を持って何が悪いのだ(誰に話しているのだ?私は!)。良いに決まっている!
私にとっての夢の旅の目的となった朝食の舞台は、31階にあるクラブ・インターコンチネンタル・ラウンジ。さあ、入ってみよう!
お目当てのスパークリングワインがキンキンに冷えていた
昨夜も千鳥足になるほど、クラブラウンジでしこたまワインを飲み、その後トンローへ飲みに繰り出すというトリッキーな飲み方をしていた私。二日酔いは迎え酒ですべて解決すると信じている(もちろん、こんな飲み方は、あなたに推奨できない。)。
若干ぼーっとした頭でラウンジに入り、窓際の席に座ろうとすると... あった、あったよ、あったとも。アイスバケットの中で優雅に寛ぎながら私を待っていた(妄想が激しいな)スパークリングワインは、QRコードをかざしてみたらシャンドン・ブリュットだと判明。昨夜はプロセッコだったなあ。
思わず「孤独のグルメ」の五郎さんになり切って「いいじゃないか~」と低音で呟いてみる。
クラブラウンジの朝食はアラカルトとビュッフェ
席に通され、まずはスパークリングワインをオーダー。カクテルタイムにはおつまみたちが集っていたビュッフェ台に、朝もチーズやサラダ、スモークサーモンにサラミ、鶏むね肉スモークなどなど、朝シャンに合う名バイプレーヤーたちが並んでいた。
デニッシュ、クロワッサン、トースト、マフィン...パン党の皆さんうっとり
イタリア人の皆さんは朝食は甘いデニッシュやパンが常識らしいし、フランス人の皆さんはクロワッサンが朝食の定番と言う。
朝食は、他のフロアの方も利用するホテルの朝食ダイニングの方がクラブラウンジよりラインアップが多いのが普通だが、ただこのホテルの場合、朝食ダイニングの方は利用者が多い分、パンの個数が多いだけで、種類はラウンジと変わらない印象だった。
パン・オ・ショコラが美味でした!
めくるめく魅惑のアラカルトたち!
日本も含めインターコンチネンタルホテルのクラブ・インターコンチネンタル・ラウンジと言えば、アラカルトの朝食が非常に充実している場合が多い。
ホテルに泊まると朝食にあるかなしかでホテルの良さが決まってしまうエッグヴェベネティクトはもちろん、イタリア風オムレツのフリッタータなど、卵料理が豊富。大人気のアボカドトースト、タイ料理のクイティアオの麺を春雨にしたヘルシースープヌードルも。
ああ、どれをいただこうかしら!とりあえず持ってきてくれたスパークリングワインで、朝のバンコクにご挨拶。しかもベリーを浮かべてくれる演出が心憎い!もうね...これだけで特別な1日になりそう。
それでは私のセレクトした朝食をどうぞ!
スマッシュドアボカドオントースト
アボカド大好きな私は、スマッシュドアボカドオントーストという料理名を見た瞬間、即決。
まず間違いなくスパークリングワインに合う!ヘルシーでシンプルな味わいのサワードウのトーストに、熟れ具合の丁度いいアボカド入りのワカモレ。玉ねぎもトマトもしゃっきしゃきの歯ごたえで美味だし、フェタチーズがアボカドに合うなあ。
ベネティクトロワイヤル
インターコンチネンタルバンコクスクンビットのエッグベネティクト名は「ロワイヤル」が付いている!ほほぅ!
いつもエッグベネティクトを頼むと、ポーチドエッグが乗っている部分がパンケーキやバゲットでボリュームたっぷりだったり、卵が2つ乗っていたり、さらにオランデーズソースがこってりしすぎていたりと、一つオーダーすると他の物がオーダーできないボリュームに悔しさを感じてしまうが、ロワイヤル様はどんな感じなんだろう。
こちらはその名の通り、英国風にイングリッシュマフィンに乗って来た。あれ?サンリオの、あの子に似てない?
イングリッシュマフィンの口あたりが軽くてさっくり。スモーククサーモンの上にポーチドエッグが一つ、オランデーズソースは濃すぎず、酸っぱすぎずで良き。何よりポーション小さめで、他のアラカルトも楽しめるように作られているのはさすが!
クイティアオヌア(ヌードルスープ・ビーフ)
タイ屋台料理の定番、クイティアオのビーフ。しっかりと出汁が取られたホテルメイドの深みのあるスープが二日酔いの身体に染みわたる上に、何が嬉しいって麺が春雨!コメ麺やバミー(卵麺)を選ぶことが多いものの、ダイエット中や夜食の場合は、春雨を選択するタイ人も多い。
パンやマフィンを使った料理が多いので、スープ的な要素で取り入れているところが心憎い!もちろんタイ風に4種の調味料も用意してくれる。
朝食を付けたホテルでは、ついつい欲張って、ポーションの大きなものをオーダーしたり、ビュッフェで思う存分好きなモノを取って来てしまう私。こちらは本当に好きな料理を少しずつ、そして好きなだけいただける極楽。そういうことを言いながら、ぜっかく春雨でヘルシーにキメたのに、いつもは食べないデザート系朝食に手を出してしまい、完全にカロリーオーバー。
フレンチトースト
ああ、でも、頼んで良かった。こんなに乙女チックなビジュアルのフレンチトースト、日本で一人で食べていたら、ちょっと寂しいけど、ここはクラブラウンジ。ビジネス出張や一人旅で滞在している人が多いので大丈夫。
ベリーやフルーツコンポートの自然な甘み、サクサクっとしたフレークやマシュマロを、しっとりとしたフレンチ―トーストと一緒に食べると食感が楽しい♪
AVA Brasserie(アヴァ・ブラッスリー)での朝食もチョイス可能
インターコンチネンタルバンコクスクンビットでクラブフロアに宿泊したら、クラブラウンジではなく、ホテルのメインダイニング「AVA Brasserie(アヴァ・ブラッスリー)」での朝食をチョイスしてもOK。バンコクの高架鉄道BTSがビュンビュン通る光景を、同じ目線で眺めなれるユニークなロケーションだ。
こちらのダイニングも、アラカルトの料理が選べる。ちょっとポーション大き目で食べ盛りのお子さんがいてもいいようにしているのかな?と思ったり、ビュッフェにはこれでもかと料理が並び、選ぶのが楽しい。
ラウンジにはなかった、タイ料理系おかずもずらり。私はタイ料理が大好きなのだが、茄子の入ったガパオ炒めは最高!がっつり盛ってみた。映えるための盛りではない。本気食いの盛りだ。
アラカルトも蟹肉のオムレツなんていう豪華なものもあるので、ぜひ連泊してラウンジでのスパークリングワインをお供にした洗練された朝食と、BTSの雄姿を眺めながらいただくがっつり朝食を両方とも楽しんでいただきたい!
「AVA Brasserie(アヴァ・ブラッスリー)」の朝食の詳細や、インターコンチネンタルホテルバンコクスクンビットのゲストルーム、プール、については以下の記事で詳しく紹介している。
クラブラウンジについてもアフタヌーンティーやカクテルタイムまで徹底レポートするので、お楽しみに!
タイのホテルで朝シャンしたい人に注意!
バンコクだけではなくタイ全土でも、朝シャン(朝食からシャンパンやスパークリングワインなどの泡系ワインが飲める)が楽しめるホテルは非常に少ない。また、コロナ禍前にあった朝シャンのサービスがなくなっている場合も少なくない。
バンコクのホテル情報については多くのブログで紹介されているものの、飲めるお酒について間違った情報を伝えているブロガーさんや、インスタグラマーさんも残念ながら多い。
インターコンチネンタルバンコクスクンビットは、その日は何のスパークリングワインを飲ませてくれるのか、ワインが置いてあるアイスバケットの前にQRコードで示してある。潔さを感じて大ファンになってしまったが、私のリサーチの経験上、他のホテルでは以下のような場合もあるのでご注意を!
シャンパンではなくスパークリングワイン。誤った情報に注意
私は無類のお酒好き。どんな種類のお酒が朝食に出てくるのかは、ある程度の出費をする手前、ねちっこく調べるタイプ。小姑タイプだね!
その結果、ホテルでの朝食で供されるお酒について、安易に「シャンパン」と書いているブロガーさん、インスタグラマーさんを数多く見かけた。
恐らく当人に悪気はなく、お酒に詳しくないだけだと思う。泡系が飲めておいしいのならそれで良い、という人も多いが、シャンパンとスパークリングワインは作り方が同じものも存在するが、ブランド的には別物だ。
もし本当に、シャンパンと名の付く銘柄のワインを朝から無制限で飲めるようにすると、タイの場合、どんなラグジュアリーホテルでも、かなり厳しいだろう。
例えば、バンコクで最も歴史のあるリバーサイドのあのホテルでは、朝食で朝シャンができるが、飲むことができるのはスパークリングワイン「シャンドンブリュット」だ。ここでも「シャンドン」の名につられて「モエ・シャンドン」とか「朝食でシャンパンが飲める」と書いてあるブログ記事が多数存在する。中には人気ブロガーのものもあるので注意が必要だ。あと少しで信用して、1年くらい禁酒して挑むところだった(大袈裟だな)。
また、サイアムの某ホテルも朝食にスパークリングワインが飲めることで知られているものの、つい最近「朝食でシャンパンが飲める」と紹介したブログを見つけてしまった。
さらにホテルがかわいそうすぎてエリアすら言いたくないが、ホテル名のラベルのワインだからと「ホテルオリジナルブランドのスパークリングワインが飲める」と書いているブログを見つけ、よくよく写真を見てみると「ラベルだけホテルのラベル」で、瓶は南アフリカのカジュアルラインのスパークリングワインだったこともある。これらは、決してホテルが悪いのではなく、ブログの伝え方が間違っているのだ。
基本的に私はタイのブログを書くブロガーさんの記事が大好きだが、タイのホテルの「朝シャン」情報だけは、ホテルにメールして確認している。お酒が好きか、そうではなくスタイルで飲んでみたい、映えだけ意識したい人で大きく認識が変わるからだ。もちろん、あなたがお酒好きなら、ホテルに確認することを強くおすすめしたい。
まあ、美味しいスパークリングワインを銘柄まで知らせ、朝からたっぷり飲ませてくれるインターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブラウンジは安心だ!
InterContinental Bangkok Sukhumvit
所在地:10 Soi Sukhumvit 59, Sukhumvit Road Bangkok 10110 Thailand
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