クラブラウンジ徹底レポート!インターコンチネンタルバンコクスクンビット宿泊記
円安だ、物価高だと言うけれど、まだタイのバンコクは日本と比較すれば「ええっ!あのホテルでこんなに贅沢が!」という嬉しいサプライズがある。
この記事を入れて、3回にわたってお送りしているインターコンチネンタルバンコクスクンビットなのだが、なぜ3回に分けたかというと、素敵すぎてひと記事に書こうとしたら、愛が溢れすぎてしまった...いや、文字が溢れすぎてしまったから。それでもいい!全部紹介したいくらいコスパが高かったから。こちらのクラブフロアは「たまの贅沢」しかできない私にも、頑張ればまだ泊まれる価格。この記事では2泊して堪能しまくった、インターコンチネンタルバンコクスクンビットクラブフロアでのクラブラウンジのサービスだけをつづらせて(懇願!)!お願い!
31階にあるインターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブラウンジ
クラブフロアに宿泊する醍醐味と言えば、やはりクラブラウンジでのチェックイン。恭しく案内されるだけで、特別感が増してしまう。
インターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブラウンジ「クラブ・インターコンチネンタル・ラウンジ」は31階にある。
ホテルの到着フロアとなるロビーの吹き抜けの開放感も素晴らしい。しかし、高層階から開けるバンコクの空の開放感はまた別の意味で、非日常を感じさせてくれる。
そしてモダンヨーロピアンなインテリアと思いきや、ここにも客室やロビー階と統一された、タイの伝統美との融合が。ラウンジスタッフのデスク背後の壁にはタイ伝統の織物のモチーフが施されているなど、世界ブランドのインターコンチネンタルホテルながら、タイでの「おもてなし」を強く心掛けた演出が心憎い。
客室やホテル全体についての記事はこちらの記事を参照に。外観のインテリジェンスビル感を裏切るモダンヨーロピアンな空間に、心ときめきっぱなし♪。
ラウンジはビルの形に添い、横に広がらず、縦に長い。
なぜだろう。食事をしようとすると丁度良い落ち着き具合のテーブルの高さ、ソファの配置だ。
チャオプラヤー川まで見渡すテラスからの眺めが最高!
このホテルのクラブラウンジの特徴に、テラスがあるだろう。これがあるとないとではまた、魅力度が異なってくる。とにかく見よ!
この眺めの素晴らしさよ。
なんとこのホテルはスクンビット通りのトンローにあるというのに高層階からチャオプラヤー川が眺められ、ラウンジはリバービューなのだ。
よく「チャオプラヤー川が見えないとバンコクのホテルに泊まりたくない」という人もいるのだが、リバーサイドでなくても、チャオプラヤー川ビュー。
クロントイ港に入る大きな貨物船がチャオプラヤー川上流では見られない光景だ。
ルーフトップバーに行く必要なし!夜景もバッチリ
私は無類の高層テラス好きなのだが、ルーフトップバー激戦区のバンコクにおいて、このテラスは「他に行かなくてもここでいいや!」となってしまう。
暑い季節に泊まったせいか、2泊ともテラス席には誰もおらず、私は軽食を食べた後の最後の一杯や、カクテルタイム終了後、酔いを醒ますためのコーヒータイムをこのテラスでのんびりと過ごした。私はわざわざ出かけなければならない、ルーフトップバーより、ここが良いのだ。
チェックインの時間はアフタヌーンティー
ホテルのチェックインの時間は、クラブラウンジのアフタヌーンティーの時間。優雅にお茶を嗜みながら、クラブフロアのサービスの説明を受けつつチェックイン。いいのよねえ、この流れ。
1日目のアフタヌーンティーはこんな感じ。チョコレートに、パンナコッタ、プチチョコレートケーキに、プチタルト、グリーンピースの冷製ムース、チーズサンド、そしてスコーン。全て一口サイズなので、お昼とおやつで丁度いい感じ。ただセイボリー20%、スイーツ80%で甘党さん向き。
クラブフロアのサービスを丁寧に解説してくれる
英語通知表2、タイ語幼児レベルの私はタイに行くと、日本語で表現するとル―大柴のような(知らない人の方が多そう)「ミーと、トゥギャザーしようぜぇ!」のような英語とタイ語を組み合わせた謎の言語を発する怪しい人と化してしまう。その稚拙な言葉に合わせて、ともにル―大柴化しつつ丁寧にサービスを説明してくれるスタッフのフレンドリーさにも感動だ。
またこのサービスが至れり尽くせり。主にラウンジでのサービスを説明すると
・チェックイン時のウェルカムドリンク(アルコール含む)
・クラブラウンジでのプライベートチェックイン
・7時前にチェックアウトする場合はチェックアウト日の朝食はルームサービス
・朝食:6時~10時。クラブラウンジのアラカルトメニューかAVA Brasserieでのブッフェが選択可能
・アフタヌーンティー(14時30分~16時30分)
・サンセットイブニングカクテル(17時30分~19時30分)
その他客室でのサービス内容も詳しく明記してある。
ファミリーと大人を分けつつもどちらにも優しいサービスがありがたい
このサービスメニューの一番下を見てほしい。20歳以下の子どもはサンセットイブニングカクテルのサービスは受けられない。大人っぽい人もいるだろうに20歳以下を子どもとみなすのは、かなり厳しい方だけど(12歳以下ならよく見る)、ファミリーには嬉しいサービスがある。
20歳以下の子供同伴のファミリーは同じ時間に、メインダイニングのAVA Brasserieでサンセットイブニングカクテルのサービスが受けられるのだ。
20歳以下というと、お酒より、食事。そしてモリモリ食べざかり(イメージです)。イブニングカクテルの時間はさぞやお腹が減るに違いない。そんな時に夕食もオーダーできるという、もの凄い賢い場所でのイブニングカクテルサービスだ。それはそれで最高じゃないか!
クラブ・インターコンチネンタル・ラウンジのイブニングカクテル
大人たちだけのゲストはそんなホテルの配慮もアリ、サンセットイブニングカクテルの時間は、本当に静かな時間が過ごせるというわけ。
ビュッフェの前にホテルからおすすめの料理が
さぁてビュッフェに行ってみよう!としたところ、恭しく運ばれてきたのがこちら。ホテルおすすめの本日のお料理だ。この日はイサーンソーセージとプラートート(魚のフライ)、ほうれん草のパイ。
ビュッフェにはお酒の「お友達」がさりげなく鎮座
おすすめ料理のバランスを見て、おつまみ、いや、お酒の「お友達」をビュッフェからお連れしようではないか!
わお。ブルーチーズが贅沢。赤ワインに変えたらいただきましょう♪
何気に嬉しかったのが、こちら。蕎麦サラダのようなもの。
タイが好きすぎると、タイ旅行中につい強がって「私、3食タイ料理でいいんだ!」的な事を言いがち。でも所詮内臓は日本製。ああ、無性にさらさらっと食べたい、と、暑いタイで思うことがある訳だ。
他にも可愛らしく小鉢に盛られた生春巻きに、枝豆のムースや魚のフライ、野菜不足が気になるタイ滞在にありがたいトマトとパプリカのソテーも美味しそう。カッテージチーズと野菜のサラダやフルーツも。
「お酒はいらない。スイーツが食べたい」という人も喜んで。一口サイズのプチケーキがずらりと並んでいる。
全体的に「食事」の量ではないけれど、お酒のお供とするなら結構なボリューム。パンもあるし、ドーナツにパルマハムとチーズを挟んだパンチのある主食もある。ランチを食べすぎて夕食は軽くしたいなんて言う場合は、ここでつまみながら飲んでいるとお腹のがいっぱいに。
クラブラウンジの良いところは一人でも飲めるところ
コロナ禍以降、フルリモートでOKなんていう会社が出てきて、ワーケーションをする方も増えてきたと思う。私もその手の人間。だからワーケーションしやすい時に、長期でタイに出かけることが増えた。そうすると今までのように「海外は恐いから短期間でも誰かと一緒に行く」というより、一人で飛んで、途中で友達と合流することが多くなったように思う。
日本でもなじみの店ではないと躊躇する一人飲み。しかしクラブラウンジはビジネスパーソンや一人旅の人も多く、全然浮かない。
サンセットイブニングカクテルは文字通り夕日の時間。ラウンジにも西日が差し込む。その場合ロールカーテンでガードしてくれるので大丈夫。日没後はもちろんオープン!
暮れなずむバンコクの景色と、遠くに見えるクロントイ港。お酒がどんどん進み、気付けば白ワインをオーダー。まだ若いラウンジスタッフが、水のようにワインを飲むゲスト(私)に戸惑いながらも「ぼ、僕は日本のアニメが大好きです」と話しかけてくれた。
もちろん、おつまみもお代わりだ。
とはいえ飲みすぎると、かっこいい大人の夜が台無しだ。大人の一人飲みが赤ちょうちんで会社の愚痴をこぼす人々のようにならぬよう、適度に切り上げよう。デザートもあり、カフェ類もお好みで作ってくれる。
先ほどの「アニメが好き」と語ってくれた彼の作ったアイスラテは、アフタヌーンティー時のアイスラテよりコーヒーの抽出が濃いめでかなり美味しかった...。
どんな所にも手を抜かない。やはりホテルのラウンジは最高だ!
朝から飲めるホテルのクラブラウンジは稀少!朝食でほろ酔い
飲みすぎないようにしていたのは、翌朝のため。
インターコンチネンタルバンコクスクンビットのクラブラウンジはなんと朝食からスパークリングワイン「シャンドンブリュット」が飲めるのだよ。
しかもベリーを浮かべてくださるこの配慮。くぅーっ、乙女っぽーい(絶叫)!
「もしかしてあなた、朝飲むために夜控えた?」という声が聞こえてくるが、ああ、その通りだ(開き直り)。
しかもこんなに可愛らしいフレンチトーストもアラカルトで作ってくれる。最高ではないか!
朝食については以下の記事に詳しく書かせていただいたので要チェック!
二度目のアフタヌーンティー
連泊したので、二度目のアフタヌーンティーも利用。この日は木製のお重のような四角い器で提供された。ソフトドリンクは種類が豊富すぎて迷ってしまうが、ここはしっかりと英国式にトワイニングの紅茶をいただく。
一人分のアフタヌーンティーでも、一つひとつのセイボリーやスイーツがこだわりがある。例えばセイボリーのサンドウィッチは紫イモを練り込んで焼き上げた食パンだし、スイーツを食べた後に丁度良い春巻きは、びっしりと野菜が入っている。
正直「多すぎると夕食が...」なんて思ってしまうアフタヌーンティー。私にはこれくらいが丁度良い。
インターコンチネンタルバンコクスクンビットはクラブフロアに泊まるべし!
バンコクはとにかくホテルの数が多い。恐らく日本の首都・東京都と比較してもホテルの数、ラグジュアリーホテルの数、そしてインターナショナルブランドのホテルの数全てにおいて、バンコクに軍配が上がるだろう。
そんなバンコクのホテルの中で、まだ最新ホテルの部類に入るインターコンチネンタルバンコクスクンビット。通常フロアも居心地が良いことは想像できるが、クラブラウンジの居心地の良さ、至れり尽くせりのサービスは見逃せない!
ぜひお試しあれ!
InterContinental Bangkok Sukhumvit
所在地:10 Soi Sukhumvit 59, Sukhumvit Road Bangkok 10110 Thailand
Web:InterContinental Bangkok Sukhumvit