【岡崎市】カフェ?図書館?市内初の施設が2月3日にオープン。居心地のよい第3の場所。
岡崎市担当の岡子です。
今回は、2024年2月3日にオープンしたシェア型私設図書館&ワークショップスペース MAYUをご紹介します。
場所は魚町、図書館交流プラザりぶらからすぐの所にあります。
かわいい案内表示を目印に階段を上がってくと、シェア型私設図書館&ワークショップスペース MAYUがあります。
ドアを開けたら想像以上に広々とした空間に驚きました。天井が高く、コンクリート打ちっぱなしの内装がおしゃれ。木の本棚やテーブル、そして植物が所々に置かれてあるので温かみを感じます。
店内では、子ども2人を連れたお客さんが楽しそうに本を選んでいました。息子さんは熱心に本を読んでいます。その姿が微笑ましく、許可をもらって写真をパチリ。
さて、みなさんは「シェア型私設図書館」をご存知ですか?
私は友人に教えてもらって初めて知りました。「へー、そんなおもしろそうな場所があるんだ」というのが最初の感想で、今回初めて訪れてみました。
壁一面の本棚、こちらの約27センチ四方のスペースにはそれぞれオーナーさんがいらっしゃるのです。一つ一つに番地がついていて、本の貸出・販売、手作り雑貨やお菓子の販売などをされています。
例えばこの57番地の本棚には、本と一緒にリースが置いてあります。57番地のオーナーさんは、リース作りのワークショップを開かれているそうです。ゴージャスで素敵なリース作り、ぜひ体験してみたい。
「あ!」
小説やパンに関する本が並んでいる手前の本棚を覗いてみると、先日訪れたばかりのパン屋さんの名前が。この59番地のオーナーさんはAMENOSHITA(アメノシタ)さんでした。
ここは、自分の個性を出しながらみんなで一緒に創りあげていく場所なんだな、と感じました。人間関係が希薄化している今の時代、本を通して人と人が繋がる場所。何だかほっこりします。
これは私個人の感想なのですが、一箱の本棚がまるで畑のようだなと思いました。農園を借りて土を触り野菜や花の栽培を楽しむことに興味を持っていた時期がありました。この本棚はまるで畑のようです。それぞれのオーナーが自分の本棚を耕し作物を植え、それを訪れた人に楽しんでもらう。そして、この第三の場所での人との繋がりが収穫物となっている、そんな印象を受けました。心の栄養、充足感を得ることができそうです。
もちろん、オーナーにならなくても施設を利用することはできます。
カフェとして利用するのであれば、珈琲や紅茶を片手に店内の貸出可能な本を楽しむことができます。ジュースなどのドリンクもあるので小さな子ども連れで来て絵本を読むこともできます。
また、年額1000円(税込)の登録料で1カ月に5冊まで本を借りることもできます。
(クレジットカードなど各種キャッシュレス決済利用可)
ちなみに私は「青森スパークリングアップル」をいただきながら興味のある本をパラパラめくりました。時の経つのを忘れてすっかりくつろいでしまいました。
この図書館の館長さんにお話を伺いました。シェア型私設図書館&ワークショップスペース MAYUは「家庭でも職場でもない居心地の良いサードプレイス(第3の場所)」「本やワークショップをきかっけにして人と人が繋がれる優しい場所」を作りたいという気持ちから生まれたとのこと。
図書館としての開館日は、土・日・月・火曜日となっています。
水・木・金曜日は、貸切のワークショップスペース。
インスタグラムにはワークショップのお知らせや本棚の紹介があります。
カフェとして利用する人もいれば、興味のあるワークショップに参加する人もいる。そして、一箱本棚のオーナーになったり、ワークショップを開催したりする人もいる。
居心地の良い第三の場所MAYU、ぜひ訪れてみてください。
【シェア型私設図書館&ワークショップスペース MAYU】
住所/岡崎市魚町1-23 2階
私設図書館開館日:土・日・月・火 11:30-18:00
スペースレンタル利用日:水・木・金 9:00-18:30
駐車場/無(近くにコインパーキング有り)
MAYUインスタグラム