Yahoo!ニュース

【葛飾区】ランキング上位の金魚に会いに「葛飾区金魚展示場」へ行こう!平日の開場は10月末まで

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園にある「葛飾区金魚展示場」は24種類・約1000匹もの金魚を飼育、展示している施設。3~10月は月曜日を除く毎日オープンしています。しかも入場無料!ヒガンバナなどの秋の花を見に水元公園を訪れる際には、ぜひとも立ち寄りたい場所です。

葛飾区金魚展示場
葛飾区金魚展示場

金魚展示場があるのは公園の南東部。小合溜の豊かな水辺環境を再生する保全区「水辺のさと」のエリアにあります。
展示場の開場時間は9:00~16:303~10月は、月曜日を除く毎日オープンしているのが嬉しいポイントです。 11~2月は、土曜日・日曜日・国民の祝日のみ開場。散策のついでに立ち寄るには、気候の良い今が最適です!

タタキ池が並ぶ展示場の内部
タタキ池が並ぶ展示場の内部

展示場に足を踏み入れると、48面のタタキ池が並んでいます。真上からのぞきこむと、それぞれの池で、品種と成長段階によって分けられた金魚たちが泳いでいます。
入口の右側に並ぶ池では、春に生まれた稚魚がたくさん泳いでおり、その小ささと愛らしい姿に釘付け。展示場をひとめぐりすると、同じ品種でも稚魚と一年後・二年後の金魚では、色や形を大きく変化させながら成長していることがよく分かります。

春生まれの稚魚が一斉に泳ぐ
春生まれの稚魚が一斉に泳ぐ
稚魚が成長中のタタキ池
稚魚が成長中のタタキ池

金魚展示場の入口には「令和六年度版 江戸前金魚番付」という掲示物が貼られています。これは、2024年6月21~23日に行なわれた「江戸前金魚展」において、24種の金魚の中から来場者が好きな金魚を一つ選ぶ「江戸前金魚ランキング投票」の結果を発表したもの。ランキング上位の金魚たちに、この展示場の池で会うことができますよ。

令和六年度 江戸前金魚展

令和六年度版 江戸前金魚番付
令和六年度版 江戸前金魚番付

一番人気の金魚として「東の横綱」となった「コメット」は、流線形の体に吹き流しのような尾が美しい品種。この尾が彗星のように見えることから、コメットと命名されました。白を基調とした体に鮮やかな赤い斑模様が入る、金魚らしい配色が魅力です。鮮やかな色の大きな体が、長い尾を揺らして泳ぐ様子は優美そのもの。ぜひ探してみてください。

東の横綱のコメット
東の横綱のコメット

「西の横綱」の「クロデメキン」は、赤のデメキンから突然変異で生まれたもの。目が出っ張った特徴的な形といい、金魚の中では珍しい黒一色の体色といい、インパクトの強い品種です。

西の横綱のクロデメキン
西の横綱のクロデメキン

他ではあまり見ることのできない、レアな金魚も展示されています。ランキング5位の品種として東関脇となった「ギンギョ」は、その名のとおり輝くような銀色の体色が特徴。背びれが無く、長めの四つ尾を揺らして泳ぐ姿が優雅です。1960年代に中国から日本に入った品種ですが、なかなか手に入らない貴重な金魚とのこと。こちらの池で、発光しているような美しい姿をチェックしてみてください。

珍しいギンギョ
珍しいギンギョ

水元公園で秋の散策を楽しむ際には、ぜひ葛飾区金魚展示場へ足を運んで、投票で選ばれた人気の金魚たちを探してみてくださいね。美しさに見入ります。

名称: 葛飾区金魚展示場
所在地: 東京都葛飾区水元公園1-1(都水産試験場跡地内)
電話番号: 03-3693-1777(公園課管理運営係)
開場日 3~10月: 月曜日を除く毎日(月曜日が国民の祝日の場合は開場。その直後の休日でない日が休場)
開場日 11~2月: 土曜日・日曜日・国民の祝日(年末年始は休場)
開場時間: 9:00~16:30(入場は16:00まで)
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から京成バス(金63)で「水産試験場跡」下車 徒歩約3分(土・日・祝のみ運行)
公式案内:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006909.html
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

ASA24の最近の記事