バンライフの車中飯で使用する家電を紹介#8
車中泊が流行り、車の中でご飯を作るという方も増えてきているのではないでしょうか。「キャンプ飯」ならぬ、「車中飯」なんて言われたりしますが、私たちも度々車中飯を作ります。
とはいえ、車内で火器を扱うのは避けたいですし、基本IHヒーターなどの家電を使っての調理になります。今回は私たちが「車中飯」で使っている調理家電についてまとめてみました。これからバンライフや車中泊をしてみたいといった方の少しでも参考になれば幸いです。
とはいっても、私たちが車中飯で使っている家電は2つ。簡単にですがご紹介していきたいと思います。
◆電気ケトル
車中飯で一番手軽なのは、カップ麺です。お湯を沸かせばサクッと出来るのでお昼ご飯としてよく食べていますが、そこで重宝するのが電気ケトル。車中泊用に使っているのは「BALMUDA(バルミューダ)電気ケトル」ですが、おすすめは「山善の電気ケトルYKG-C800-E」です。
山善の電気ケトルは温度調節が可能で、なにより価格が安い!バルミューダの電気ケトルが12,100円に対して、山善の電気ケトルは7,619円(記事執筆時のネットでの価格)。どちらもマットブラックでオシャレです。価格面と性能面で山善の電気ケトルが個人的には軍配が上がります。
自宅でコーヒーを淹れるのには温度調整が可能な山善の電気ケトルを使用しているのですが、バンライフでは温度調整をあまり気にすることなくお湯が沸かせれば良いのでバルミューダの電気ケトルを置くようにしています。今から電気ケトルの購入を検討している方には、山善推しですけど(笑)
◆コンパクトIHクッカー
カップ麺ばかりでは栄養の偏りがでてしまうので、しっかり調理もしたい。そのために車中飯で必須なのが卓上IHクッカー「Dretec(デリテック)Piccolino IH クッキングヒーター」です。
炒め物や湯沸かしに適している「加熱モード」、揚げ物やチーズフォンデュなどに使える「定温モード」の2種類のモードを搭載。
このIHクッカーのサイズは約20.5cm四方で、使用できる鍋底サイズは10〜16cmとかなりコンパクトです。しかし、強火で使うときは容量の大きいポータブル電源が必要になってきます。AC電源出力500Wのポータブル電源だと火力が3(最大火力は10)までしか使えないのがネック。出力1000Wのポータブル電源だと安心して強火の火力で使うことが出来るので、しっかり調理したい方は大容量のポータブル電源が必要かなと思います。
◆おまけ
普段はIH対応の「Zwilling(ツヴィリング)」のフライパンと鍋を使っていますが、少し気になったので旦那さんが持っているアウトドアでよく使われる素材の鍋がIHクッカーで使用できるのか試してみました。
アルミニウム素材のスノーピークコッヘルクッカー900は使えませんでした。
チタン素材のスノーピークチタントレック700やシングルマグは使う事ができました。
今まで「定温モード」を使用した事がなかったのですが、今回マグカップやシェラカップが使えることを知ったので、保温した状態でポータブル電源がどのくらい消費するのか試してみました。
実験1
室温20度 同規格のシェラカップに160ml 90度のお湯を2つ用意
60度の定温設定(出力13〜15w)で、30分間の経過観察
結果
保温していない方は30度まで温度低下
ポータブル電源は2%消費
実験2
25度まで下がったコーヒーを「定温モード」60度で温める
約50秒で60度を超え、1分20秒で吹きこぼれそうになる
1分40秒過ぎ、90度以上まで上がった温度が徐々に下がっていく
*「定温モード60度」でも設定温度に達するまでに、出力は650wを超えます。
*吹きこぼれる恐れもあるため、温め直す時は「加熱モード」の火力2の使用をお勧めします。
調理した物を「定温モード」で保温しておけば、最後まで温かいまま頂く事ができますね。真冬はすぐに冷めてしまうので、この機能は便利かもしれないです。ただ、やはり電力は消費するのでバンライフで使うかどうかは悩ましいところです。
それから、60度は飲みやすい温度なのですが、カップが想像よりも熱くなっていますので火傷には気をつけてください。
「次は電子レンジもあったいいねー」なんて話をしていますが、置き場所もないので要検討中。電子レンジとなるとどうしても大きくなってしまうんですよね。トースターくらいのサイズ感で出てくれたら即買いなんですが…。
調理家電も便利を追求しだしたらキリがないですね。料理は苦手ですが、効率よく車中飯が作れる様に今後もいろいろと試していこうと思います。
KAGARIBI ゆか