ドコモが始める「ahamoポイ活」は誰向けのサービスなのか? 鍵は大盛りサービス利用者かそうでないか
ドコモが4月1日から順次開始すると発表した「ドコモポイ活プラン」。まずはahamoユーザー向けに「ahamo ポイ活」からスタートしますが、果たしてどんなユーザーならポイ活で得ができるのか? 解説します。
ahamo大盛りユーザーなら利用を検討しても良い
先に結論から言ってしまいますが、「ahamo ポイ活」の利用をおすすめできるユーザーは
- ahamo大盛りをすでに利用している
- d払いで毎月の支払いが4万円前後ある
のどちらかです。
「ahamo ポイ活」は2,200円で実質4,400円を貰うサービス
「ahamo ポイ活」とは、月額2,200円でポイ活オプションをつけて毎月最大4,000dポイントが貰える権利を買うサービスです。
権利が貰えるだけなので条件を満たさないと4,000dポイントは貰えません。
また、この4,000dポイントはスマホの月額利用料金に充当したときだけ税込価格4,400円分に相当するため、通常のdポイントとして使用した場合は4,000円分にしかならず、400円分を損してしまいます。
つまり、ahamo大盛りユーザーとしていま支払っている4,950円の月額料金を削って安くしたい人向けのオプションなのです。
最大の4,000dポイントを貰うにはd払いで毎月4万円の支払いが必要
それでは次に、最大の4,000dポイントを貰うにはどうしたらいいのでしょうか?
ドコモは「ahamo ポイ活」の開始にあわせて10%還元キャンペーンを始めるとしており、この10%還元キャンペーンが行われているあいだはd払いで毎月4万円分の決済をすることで最大の4,000dポイントを受け取れます。
ちなみにこの10%還元キャンペーンが終了した場合は、毎月133,334円の支払いが必要という計算になります。
ahamo大盛りユーザーなら毎月2万円以上の支払いでお得に
ただし、これは最大まで貰おうと思った場合です。
「ahamo ポイ活」は月額2,200円ですから、毎月2万円の決済をして10%分の2,000dポイント貰えばトントンになります。
そしてそれ以上の決済で貰えるポイント分だけお得になるため、例えば電気代などの公共料金の支払いがd払いで行える地域であれば、それらで2万円分の枠を確保してしまえばあとは使うだけでプラスになります(最大4,000dポイントまで)。
大盛りじゃないahamoユーザーにはおすすめしない
では、いま大盛りを利用していないahamoユーザーはポイ活オプションをどうすべきかですが、おすすめしません。
通常プランだけのahamoユーザーの月額料金は2,970円です。「ahamo ポイ活」を利用するには大盛りオプションの契約が必要で、ここにポイ活オプションをフル活用したとしてもお得になる金額は元々が通常プランだと220円でしかないからです。
しかもその220円は最大までdポイントを獲得できた場合の話です。
また、いままで通常プランということは大盛り分で増えた80GBを使い切ることも難しいでしょう。つまり大盛りオプションの1,980円分はムダになります。
それでも例えばデータ用に別の回線を持っていて、その回線を解約してahamoにまとめるとかであればお得になるかもしれません。
ただ正直なところ筆者は昨今のドコモ回線の繋がらなさに嫌気が差して他キャリアに脱出したユーザーですので、ahamoにまとめるなんて話は自分で紹介しておきながらとんでもない話だと思います。到底おすすめできません。
10%還元キャンペーンが終わったら辞めるか考えよう
それでは最後に、いつまで利用した方が良いか? ですが、10%還元キャンペーンがおわったときに自分の使い方を振り返ってみることをおすすめします。
10%還元の終了時期は未定ですが、そのころには自分が「ahamo ポイ活」でどれだけお得になっているかを把握できていると思います。
そしてキャンペーンが終了して3%還元になったあとも(dカードGOLD利用者は5%還元)お得になるのであれば続ければ良いですし、損しそうであればそこでポイ活オプションを外しましょう。