こんにちは！ 福岡県で生まれ育った横浜市地域ライターのミオです。

九州ラーメン総選挙2008で1位に輝いた福岡市の名店「名島亭」。県外唯一の店舗がこちら横浜にあります。

長浜ラーメン名島亭 ららぽーと横浜店

名島亭は、全国で3店舗展開していますがその内訳は、マークイズ福岡店と博多デイトス店、（東区の本店は7月に閉店...！）そして県外唯一の ららぽーと横浜店。以前は新横浜のラーメン博物館に入っていたこともある名島亭さん、ハマっ子にも親しまれているようで、元福岡人として嬉しいです。

長浜ラーメンとは

余談になりますが、長浜ラーメンについて素人ながらほんの少し説明させてくださいね。

昭和初期、博多ラーメンが誕生した後に、魚市場が長浜に移転。その市場の前に「元祖長浜屋」さんをはじめとする、屋台が何軒かできたそうです。魚市場で働く人にいち早く提供できるよう、早く茹であがる細麺に進化し、さらに替え玉スタイルが確立したのは長浜ラーメンの特徴と言えるでしょう。

とはいえ、長浜ラーメンと博多ラーメンはそれぞれ伝統的なお店を残しつつ、今や良い意味で融合し、定義づけは曖昧な感じ。

名島亭の創業者は長浜の屋台「長浜一番」で修行を積まれたお方ですので、独立され暖簾を掲げた時から「長浜ラーメン」を冠しているのです。

オーダーから提供までサクサク進む

さて、名島亭ららぽーと横浜店に話を戻しますね。

休日のお昼時、ららぽーと横浜のほとんどの飲食店が混み合っていますが、名島亭さんは何しろ回転が早いので、行列の割には比較的早めに順番が回ってきますよ！

豚骨ラーメンは一杯790円～。定食やお子様セットもあります。

麺の硬さのおすすめは…

並んだ先のレジでオーダー、その際に麺の硬さを伝えます。

麺の好みはそれぞれおありかと思いますが、やはりここは、カタかバリがおすすめです。

ちなみに筆者はバリ一択！

少し歯応えがある方が長浜ラーメンの細麺の良さを実感していただけると思います。

オーダーからわずか1分でラーメンが完成。さすが、細麺でバリだと早いです！

受け取り口から席まではセルフで運びます。

シンプルイズベストをかみしめる

1番人気の「煮卵豚骨ラーメン」（900円税込）。

もも肉のチャーシュー、千切りきくらげ、ネギ、煮卵、と、いたってシンプル。

紅生姜、辛子高菜をセルフトッピングして食べるのが博多流です。お好みでパンチを効かせてください！

トッピングは小皿にあらかじめ取り分けられていて、衛生的に配慮されているのが伺えます。

スープは、久留米ラーメンが元祖である「呼び戻し」の手法により継ぎ足されています。コクを重ねたスープは、あっさりとしながら奥深い味わいです。

一口目のインパクトがあるというよりも、最後の一口まで美味しいと思えるラーメン。

数日後に「また食べたいな」と感じるのは、そういう「しみじみと美味しい」個性が光るラーメンだと筆者は思います。

もちろん替え玉も。

「もうちょい麺だけくれんの？」（もう少し麺だけいただけますか？）という時におすすめの替え玉は150円〜。替え玉の良さは「はじめから大盛を頼むと途中で麺がのびる」リスクを回避できるところです！

長浜市場で働く人たちのために生まれた替え玉文化も、ぜひ体感してください。

サイドメニューの「やきめし」も名品なのですが、こちらは平日のみの提供でした。

福岡が恋しくなる一杯、ご馳走様でした。