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お菓子だぁ~い好き!茶の湯の開拓者・千利休 主催したお茶席でよく振舞った「ふの焼き」とは

山内琉夢歴史プレゼンター

戦国時代の三英傑にも数えられる負け知らずの武将・織田信長に仕えた千利休は、わびの精神を重んじる「わび茶」の大成者として知られる茶人です。

簡素で簡略化した茶の形式「茶の湯」を確立させ、信長も認める美味しいお茶を作っていた千利休。

お抹茶
お抹茶

信長の死後は天下人・豊臣秀吉の筆頭茶人として仕えながら、側近として内政などの重要な相談に携わっていました。

秀吉の関白就任を記念した「禁裏茶会(きんりちゃかい)」で天皇にお茶を献上したときには後見役を務めたほか、大規模な茶会を催して「茶の湯」の文化を全国へ拡大したのです。

千利休がなくなる晩年に書き残した茶会の記録「利休百会記」によると、当時のお茶席には「ふの焼」という菓子が使われていたことが記されています。

今回は、千利休が主催した多くのお茶会で振る舞ったことから、彼の大好物だったのではないかという説もある茶菓子「ふの焼き」を再現しました。

レシピも紹介しますので、興味のある方はぜひ作ってみてくださいね。

ふの焼きのレシピ

ふの焼き
ふの焼き

材料

・中力小麦粉…大さじ2
・水…大さじ2
・味噌…小さじ1

作り方

1. 中力小麦粉と水をよく混ぜる
2. 弱火でフライパンを熱し、1を薄く引き伸ばして焼く
3. 表面も火が通ったのを確認したら、火を止めて味噌を塗る(味噌は生地に薄く塗る程度で大丈夫です)
4. 棒状に丸めたら完成

歴史プレゼンター

歴史ライターとしての活動経験を持ち、今までに32都府県の歴史スポットを巡ってきました。実際に現地へ行くのが難しい方に向けて、取材した歴史スポットについて紹介します。また、歴史に興味をもったことがなかった方にも楽しんでいただけるよう、歴史偉人の意外な一面や好きな食事・おやつの紹介など、ワクワクするような内容をお届したいです。

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