お菓子だぁ~い好き!茶の湯の開拓者・千利休 主催したお茶席でよく振舞った「ふの焼き」とは
戦国時代の三英傑にも数えられる負け知らずの武将・織田信長に仕えた千利休は、わびの精神を重んじる「わび茶」の大成者として知られる茶人です。
簡素で簡略化した茶の形式「茶の湯」を確立させ、信長も認める美味しいお茶を作っていた千利休。
信長の死後は天下人・豊臣秀吉の筆頭茶人として仕えながら、側近として内政などの重要な相談に携わっていました。
秀吉の関白就任を記念した「禁裏茶会(きんりちゃかい)」で天皇にお茶を献上したときには後見役を務めたほか、大規模な茶会を催して「茶の湯」の文化を全国へ拡大したのです。
千利休がなくなる晩年に書き残した茶会の記録「利休百会記」によると、当時のお茶席には「ふの焼」という菓子が使われていたことが記されています。
今回は、千利休が主催した多くのお茶会で振る舞ったことから、彼の大好物だったのではないかという説もある茶菓子「ふの焼き」を再現しました。
レシピも紹介しますので、興味のある方はぜひ作ってみてくださいね。
ふの焼きのレシピ
材料
・中力小麦粉…大さじ2
・水…大さじ2
・味噌…小さじ1
作り方
1. 中力小麦粉と水をよく混ぜる
2. 弱火でフライパンを熱し、1を薄く引き伸ばして焼く
3. 表面も火が通ったのを確認したら、火を止めて味噌を塗る(味噌は生地に薄く塗る程度で大丈夫です)
4. 棒状に丸めたら完成