【多肉植物】春の植え替えで丈夫に育つ苗を作る活力剤と肥料の副作用を防ぐ量とタイミングの考え方
こんにちわ!小さなお庭で多肉を育てるtaniku-dayのchikaです。
寒空の中に春の温かを感じる日が増えてきましたね。そろそろ多肉植物の植え替えをはじめようかと考えている方もおおいのではないでしょうか?
例年より14日早い春一番。多肉の植え替えも春一番が吹くころから始めるといいと言われているので、今年はまさに今です。
紅葉は覚めてしまいますが、夏前に健康な根を育て今年の猛暑を乗り切るには、決して早くないと思っています。
健康な根と葉を育てるために、活力剤と肥料を活用する方も多いと思います。私も2年ほど前から利用はじめて、根の発育速度の速さや夏のダメージ軽減を経験してきました。
と、同時に活力剤肥料の副作用も感じています。今日はその点についてお話ししていきます。
多肉植物にとって活力剤・肥料はどうゆう存在?
多肉植物は肥料を必要としない植物として知られています。そもそもの原産地が砂漠や高原地帯と言った荒野。豊かな土壌がなくとも子孫を残せていました。ですので、活力剤・肥料がなくとも十分健康に育ってくれます。
じゃぁ、どうして使用するのか?それは苦手な日本の気候に順応させるためです。原産地は乾燥した気候地、一方日本は高温多湿。肥料や活力剤でちょっとだけ助けてあげるイメージですね。
例えば、
- 夏前に肥料をあげることで、猛暑に耐える体力をつける
- 秋口の生育期に差し掛かる頃、活力剤で新根をだす手助けをする
- 冬の寒さに耐えるために、活力剤で苗自体の体力を温存させる
こういった理由で、活力剤や肥料を使っていきます。
多肉植物に使用する活力剤・肥料の副作用
上手に使うことで、苦手な気候に順応させることができます。一方で、使い過ぎやタイミングの違いで副作用を及ぼす事もあります。
冬に紅葉しなくなる
多肉植物が紅葉する条件は、無肥料・根詰まり・日光・水切りですが、追肥のタイミングを見誤ると絶好の紅葉シーズンを楽しめなくなります。
紅葉を妨害する成分がはいっているんです。本来は、葉や茎の緑色を濃くし光合成を活発にさせる大事な成分ですが、紅葉の色と真逆ですよね。
葉が巨大化する
これは好みにもよりますが、多肉植物が紅葉し色とりどりにコロンとしたフォルムを楽しむ方が多い中、葉が巨大化してせっかくの可愛いフォルムが台無しになってしまう事も。
これは成長期×活力剤の相乗効果で葉が育ってしまう願っていない効果ですね。一度巨大化した葉は元に戻りません。そのままにするか葉挿し用にするかです。
多肉植物の肥料と活力剤のタイミング
本来は、肥料を必要としない多肉植物に与える場合『量とタイミング』が大事になってきます。
量
活力剤や肥料の説明書部分を見てもらうとわかるのですが、多肉植物の表記がないものが多いです。もしくはサボテンですね。
肥料剤の種類にもよりますが、1000倍希釈が基本です。肥料が効きすぎると急に成長し葉が長く伸びたり、巨大化の原因となりますので注意が必要です。
多肉植物の根元部分に、底から流れ出るまで水やりをします。もしくは底面給水もいいでしょう。
タイミング
最初の方にもお話ししましたが、体力をつけるためや気候に耐えるために活力剤や肥料を与えると考えるので、生育期真っただ中ではなく、生育期に入る前の2月下旬や9月下旬頃がおススメです。
よく晴れた日で、翌日の天気が良く乾きがよい日を選ぶといいですよ。土に肥料が残った状態が続くと、ずっと栄養を吸った状態になってしまうのでできるだけ早く乾くをイメージして日程を調整するのがおススメです。
さいご
肥料と活力剤を上手に活用できるようになると、生育期でも真夏や真冬でも使えるようになるようです。私もまだまだその域に達していないので、きわめてみなさんにお伝えできるように頑張ります。