【芝公園】デートにも!「旧台徳院霊廟惣門」をくぐるとそこは…東京タワーを間近にのぞむ穴場だった
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回ご紹介するのは、芝公園の一角にある「旧台徳院霊廟惣門(きゅうだいとくいんれいびょうそうもん)」です。
芝公園は日本でもっとも古い公園のひとつ。
もともとは増上寺をふくむ広い公園でしたが、現在は増上寺やプリンスホテルをぐるっと取り囲むかたちの公園となっています。
旧台徳院霊廟惣門とは?
芝公園の一角に、こんな立派な門があるのをご存知でしたか?
「旧台徳院霊廟惣門」とは、徳川秀忠の霊廟の惣門だったもの。台徳院は秀忠の院号(院がついた戒名のこと)で、霊廟は、1632年(寛永9年)に増上寺に造られました。
1945年5月、東京大空襲により霊廟の建物の多くが焼失。残された建物のひとつが、この惣門であり、芝公園の一角に保存されています。
当時は現在の場所よりも45mほど西側にありました。
夜になるとライトアップされて妖艶に浮かび上がります(ただし夜はこの門をくぐることはできません)。東京タワーのライトアップとあわせて素敵な夜景写真が撮影できるのではないでしょうか。
旧台徳院霊廟惣門をくぐってみたら、そこには・・・
門の先には階段があり、その先は見えず、一体どんな景色が広がっているのか気になりますよね。
写真を見ておおよその見当がつくと思いますので、先に触れておきますと、門をくぐった先は東京タワーを眺める絶景スポットでした。
さて、門をくぐって階段をのぼり、まず右手に見えたのが上の写真の景色です。お隣は増上寺の境内となっており、間近に増上寺会館や境内を眺めることができるのです。
そして正面に目をむけると、東京タワーを間近に見ることができます。桜の季節だったので、桜とのコラボレーションも楽しめました。
さらに先に進むと広がっているのが「プリンス芝公園」です。
名前に「プリンス」とついていますが、そう、ここは「ザ・プリンス パークタワー東京」ホテル内の公園なのです(後ろにみえる高い建物がホテルです)。
宿泊客でなくても普通に利用できる公園として、また、東京タワーの全体像を間近に見られる公園として穴場的存在ですが、さすがに桜の季節にはピクニックをする人たちもたくさんいました。
とは言っても、気候のいい週末であることを考慮すれば、まだまだ人が少ないほうだと思います。
ホテルの管轄ということで、とても綺麗に整備された芝生の広がる公園。あたたかい日差しのなか寝転がりながら、正面には東京タワー全景をのぞむだなんて、デートにもぴったりですね。
そのまま増上寺の境内へ行くことができる
プリンス芝公園から「増上寺」の境内へそのまま行くことができます。
筆者も「旧台徳院霊廟惣門」をくぐり、「プリンス芝公園」で春の穏やかな時間を過ごしたあと増上寺を散策しました。
神聖な空気が流れており、お香の香りも心地よく癒されます。
「増上寺」といえば徳川家の菩提寺です。境内にある「安国殿」には、徳川家康公が戦の勝利を祈願した念持仏「黒本尊(阿弥陀如来)」がお祀りされており「勝運」のご利益で知られています。
台徳院霊廟惣門・プリンス芝公園
住所:東京都港区芝公園4-8