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準決勝・メキシコ対日本を随時更新。最後に決めたのは…〈WBC〉

宇根夏樹ベースボール・ライター
ルイス・ウリーアス Mar 17, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 3月20日(日本時間21日)、メキシコと日本は、準決勝の試合を行う。勝ったチームは、翌日の決勝でアメリカと対戦する。アメリカは、前日の準決勝でキューバを下した。

 ここまで、日本は5勝0敗、メキシコは4勝1敗だ。それぞれ、1次ラウンドのプールBとプールCを1位で通過し(アメリカはプールCの2位)、準々決勝は、日本がイタリア、メキシコはプエルトリコを破った。

 両チームのスタッツを比べると、日本は、打率.313と出塁率.475。ホームラン6本を含む長打21本を打ち、47得点(46打点)を挙げている。メキシコは、打率.281と出塁率.374。長打はホームラン5本を含む13本、得点と打点は32だ。

 また、日本の防御率は1.80、メキシコは3.33。それぞれの奪三振率は12.60と9.59、与四球率は1.00と2.93だ。

 サンプル数が少ない上、対戦してきた相手が違うので、参考程度ながら、投打のどちらも、日本がメキシコを凌いでいる。

 準決勝の先発投手は、日本が佐々木朗希(千葉ロッテ・マリーンズ)、メキシコはパトリック・サンドバル(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。佐々木は、チェコ戦で3.2イニングを投げ、奪三振8、被安打2、与四球2、与死球1、失点1(自責点0)。アメリカ戦に登板したサンドバルは、3イニングで奪三振、被安打、与四球のいずれも2(与死球はなし)。2回裏に、三塁打とシングル・ヒットで1点を取られた。

 サンドバルについては、先日、「メキシコ対日本の準決勝は「左対左」が鍵を握る!? メキシコの先発投手はエンジェルスの左腕〈WBC〉」で書いた。

 ここからは、随時、経過をアップしていく。

【追記1】日本のスターティング・ラインナップは、1番から6番まで、準々決勝のイタリア戦と同じ。1~5番に左打者5人が並ぶ。

【追記2】メキシコのラインナップは、1番から5番まで、右打者と左打者が交互に並ぶ。1番がランディ・アロザレイナ(タンパベイ・レイズ)、2番がアレックス・バーデューゴ(ボストン・レッドソックス)、3番がジョーイ・メネセス(ワシントン・ナショナルズ)、4番がラウディ・テレーズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、5番がイサック・パレイデス(レイズ)。

【追記3】アロザレイナの各試合1打席目は、二塁打、内野安打、四球、死球、内野ゴロ。

【追記4】アロザレイナは、ここまで打率.471、出塁率.625。ホームラン1本と二塁打5本。一方、2番のバーデューゴは、打率.105、出塁率.217。長打はなし。

【追記5】1回表、佐々木が2三振を奪い、チェコ戦と合わせて二桁に到達。今年の最多(現時点)は、キューバのミゲル・ロメロ(オークランド・アスレティックス)による13奪三振。■メキシコ 0対0日本(~1回表)

【追記6】1回裏、日本は、1番から3番まで連続三振。初回の三者凡退は、韓国戦の外野フライ、三振、三振、チェコ戦の三振、三振、内野ゴロに続く3度目。■メキシコ 0対0日本(~1回裏)

【追記7】2回表、1死からパレイデスとルイス・ウリーアス(ブルワーズ)が連打で一、二塁。ウリーアスの打球は、佐々木に当たるが、交代はせず。アラン・トレイホ(コロラド・ロッキーズ)が、6-4-3の併殺打■メキシコ 0対0日本(~2回表)

【追記8】2回裏、先頭打者の吉田正尚(レッドソックス)がヒットで出塁したが、村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)が三振、岡本和真(読売ジャイアンツ)は6-4-3の併殺打■メキシコ 0対0日本(~2回裏)

【追記9】ちなみに、今年の最多併殺打(打者)は、3本の4人。その一人は、メキシコのウリーアスだ。

【追記10】昨年のサンドバルは、1~6回の各イニングのなかで、3回の防御率4.00が最も高かった。他はいずれも3.40未満。

【追記11】ただ、サンドバルは、3回裏を3人で終わらせた。■メキシコ 0対0日本(~3回裏)

【追記12】4回表、メキシコは、2死から、シフトで空いた三塁方向のヒットと三塁後方に落ちるヒットに続き、ウリーアスがホームランを打つ。■メキシコ 3対0日本(~4回表2死)

【追記13】日本が3点以上リードされたのは、今年のWBCで2度目。3回表に3点を先制された韓国戦は、その裏に4点を挙げた。■メキシコ 3対0日本(~4回表終了)

【追記14】4回裏、日本は、1死から、近藤健介(福岡ソフトバンク・ホークス)が、一、二塁間を抜くヒット。大谷翔平(エンジェルス)のセンター・ライナーを挟み、吉田は左方向へ弾き返し、2死一、三塁とするが、村上が見逃し三振。■メキシコ 3対0日本(~4回裏終了)

【追記15】5回表、山本由伸(オリックス・バファローズ)がマウンドへ。2死から、アロザレイナを歩かせたが、バーデューゴを二塁ゴロに討ち取る。

【追記16】5回裏、岡本が打った、そのままいけばホームランとなる打球を、アロザレイナがもぎ捕る。

【追記17】5回裏、1死から、山田哲人(東京ヤクルト)のヒットと源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)の四球で一、二塁。サンドバルが降板し、ホゼ・ウッキーディ(ヒューストン・アストロズ)がマウンドに上がる。

【追記18】代打の牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)が遊撃ゴロ(→2死二、三塁)。ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)は四球(→2死満塁)。近藤は、レフトへ大きなフライ。■メキシコ 3対0日本(~5回裏終了)

【追記19】代打の牧を挟み、捕手は、中村悠平(東京ヤクルト)→甲斐拓也(福岡ソフトバンク)。■メキシコ 3対0日本(~6回表終了)

【追記20】6回裏、先頭打者の大谷翔平(エンジェルス)がレフト前へヒット。大谷は、ウッキーディに対し、通算15打数3安打ながら、ホームランと二塁打が1本ずつ。

【追記21】6回裏、吉田の一塁ゴロで、大谷が二塁封殺。村上は三振(ファウル・チップ)。岡本と山田の連続四球により、5回裏に続いて2死満塁に。源田がレフト・フライに討ち取られる。■メキシコ 3対0日本(~6回裏終了)

【追記22】村上の11三振は、今年出場の全選手最多。トレイホの10三振を上回る。彼らに次ぐ9三振は、アメリカのマイク・トラウト(エンジェルス)とドミニカ共和国のフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)。

【追記23】7回表、1死一塁から、三振&二盗失敗でイニング終了と思いきや、走者のトレイホが源田のタッチをうまく避け、セーフに。ただ、チャレンジの結果、判定は覆る。アウトの瞬間が、最初のタッチなのか、トレイホがベースからわずかに離れた後のタッチなのかは不明。■メキシコ 3対0日本(~7回表終了)

【追記24】7回裏、2死から、近藤が二塁手の頭上を越えるヒットを打ったところで、メキシコは投手を交代させる。右腕のウッキーディから、左腕のジョジョ・ロメロ(カーディナルス)へ。

【追記25】大谷が四球を選び、2死一、二塁。吉田が同点本塁打。

【追記26】吉田のホームランは、イタリア戦に続き、2本目。どちらも、相手は左投手だ。村上の三塁フライでイニング終了。■メキシコ 3対3日本(~7回裏終了)

【追記27】吉田の13打点は、1度のWBCで記録した最多を更新。それまでは、2017年にウラディミール・バレンティンが挙げた12打点が最も多かった。

【追記28】8回表、メキシコは、1死から、アロザレイナとバーデューゴの連続二塁打で1点。

【追記29】それまでのバーデューゴは、22打数2安打(打率.091)、長打ゼロだった。

【追記30】連続二塁打の後、メネセスもシングル・ヒットを打ち、1死一、三塁。山本に代わり、湯浅京己(阪神タイガース)がマウンドに上がる。3球目に、メネセスが二塁へ。4球目に、テレーズは三振。右膝でバットをへし折る。パレイデスが三遊間を破り、三塁走者は生還、二塁走者は本塁でアウト。■メキシコ 5対3日本(~8回表終了)

【追記31】8回裏、この回から、ヘスス・クルーズ(フィラデルフィア・フィリーズ)が登板。日本は、死球とヒットで無死一、二塁。源田がカウント2-2からバントを決め、1死二、三塁。代打の山川穂高(埼玉西武)がレフトでフライを打ち、1点を返した。2死二塁で、クルーズは降板。

【追記32】ヘラルド・レイエス(エンジェルス)がマウンドへ。ヌートバーが四球を選び、2死一、二塁。近藤は、見逃し三振。■メキシコ 5対4日本(~8回裏終了)

【追記33】9回表、大勢(読売)が登板。9回裏は、ジオバニー・ガイエゴス(カーディナルス)が投げるのではないかと思われる。

【追記34】ガイエゴスが、9回裏のマウンドへ。基本的には、4シームとスライダーの2球種だが、左打者にはチェンジアップも交える。先頭打者の大谷が二塁打。

【追記35】吉田が四球で無死一、二塁。吉田の代走に、周東佑京(福岡ソフトバンク)が起用される。打席には村上。

【追記36】村上の打球がセンターを越え、二者が生還。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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