「準備不足だった」「まずは内容をよくできるようにしたい」竜王戦第2局終了後、豊島将之竜王コメント
豊島将之竜王「(先手番で戦型は相掛かり、31手目)▲7五歩と突いたんですけど(直後に)△7四歩と突かれてそこで長考しているようでは、ちょっとなんかよくなかったな、と思いました。(次の▲9五歩を指すのに1時間51分考えていた)そうですね。もうちょっと前に考えないといけなかったと思います。そのあとは、端(9筋)は取り込んでいったんですけどやっぱり(△9七歩と垂らされ)逆用される形なので、けっこう厳しいのかなというふうに思いました。(新手の25手目▲6六角から▲7五角は)ねらいは後手の飛車を安定させないように、ということでやってみたい手ではあったんですけど。まあでも結果的に、かなりまずい将棋になってしまったので、まあちょっと準備不足だったかなと思います。(1日目封じ手あたりで形勢は)攻め込まれてけっこうキツいのかなと。ちょっと・・・けっこうわるくなってしまったのかな、と思いました。そのあと(2日目午前、46手目)△7三桂の局面で何を指すかなんですけど、何を指してもけっこう、つらいのかな、というふうな感じで。うまくがんばる順があればとは思ったんですけど、なんかどうやってもつらそうな気がしました。(七番勝負は2連敗でのスタートとなったが)本局はけっこう一方的になってしまったので、まずは内容をよくできるようにしたいと思います」