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【神戸】絶景!世界一の吊橋の天辺から夜景を見渡すナイトツアーで感動の体験を!

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

世界一の吊橋、明石海峡大橋。その一番高い所に登って神戸をぐるり見渡してみたいと思いませんか?実は、それが叶うツアーがあるんです。その名も「明石海峡大橋 塔頂体験ツアー」!普段は日中にしか実施していないツアーの夜版「ナイトツアー」があると知り、早速体験してきたのでこちらでご紹介いたします。

まずはちょっとだけ「お昼のツアー」のご案内も。明石大橋の道路部分、その一段下にある管理路がこちら。お昼のツアー時にはここを歩くそうなんですが、今回少しだけ道を拝見させてもらいました。

この上側が車道。お昼のツアーではこの管理路を歩けるのです 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
この上側が車道。お昼のツアーではこの管理路を歩けるのです 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

この下を覗き込むと、足元の隙間から海が見えます。ここまでは海面から45メートルあるということなのですが、その微妙な高さがリアリティーを感じさせます。

私は高い所は大丈夫だと自分で思っていましたが、じっと下を見ているうちにへっぴり腰になってしまいました。お昼のツアーはここをずっと歩くそうなので、我こそはという人は是非チャレンジしてみてください。

どうですか、このスケスケ感!だけど海の色は綺麗で見惚れます 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
どうですか、このスケスケ感!だけど海の色は綺麗で見惚れます 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

ちょっとしたスリル感を味わいたい人にはもってこいですよ、緊張感とワクワクが同時にやってくる感じで楽しめます。高所恐怖症の人はダメかも…もちろん安全なのですが、完全に気を抜いて歩ける人は肝が座っている人かも知れません。ですが、そんな怖さを超えて面白いという感覚の方が勝ってしまうような特殊な体験でした。

さて、夕暮れが近づいてきたかと思うとあっという間に暗くなってきました。ナイトツアーはタワーまでは車で向かうので、どうぞご安心を。

ライトアップされた明石海峡大橋。今から手前側のタワーに登ります 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
ライトアップされた明石海峡大橋。今から手前側のタワーに登ります 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

タワーに着くとエレベーターに乗り込み、ガイドさんが階数のボタンを押しました。向かうのはもちろん最上階、塔頂と書いてある98階です。100階建ての高層ビルの高さを想像してみてください。私たちは今からそこに立って下を見下ろすんです、よく考えると結構ヤバイですよね!

今更ビビっても仕方がないので、ここは腹をくくって行きましょう。98階でエレベーターを降り、狭い通路をくぐり抜けた小さな空間で、天井の小さなドアが自動で開いていくのをドキドキしながら見守ります。

階段を登りドアから外に出ると、そこには思ったよりも広い空間がありました。そして遂にこの時がやってきましたよ。両側にある1メートル半程の高さの頑丈な手すりに寄りかかって、思い切って下を覗き込んでみると…!

息を呑む驚きの美しさ!まさしく絶景とはこのことを言うのでは 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
息を呑む驚きの美しさ!まさしく絶景とはこのことを言うのでは 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

まるで宝石箱のようなキラキラした街の灯りと、吊橋のケーブルが美しく輝いています。あまりの綺麗さにため息が出そうなくらいです。100階近い高さも全く気になりません。それぐらいに現実離れした美しい空間が眼下一面に広がっていました。

淡路側の景色では、観覧車の灯りも美しく見えています 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
淡路側の景色では、観覧車の灯りも美しく見えています 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

「今日はコンデションがいいね、街がとても綺麗に見えているよ」と、隣にいたサポートスタッフのおじさんが教えてくれました。こんな風に条件が良ければ、夜でも大阪の岸和田方面から明石、加古川方面までを全て見渡せるそうです。

こんなにも遠くまで見渡せるなんて、ホントに凄い! 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
こんなにも遠くまで見渡せるなんて、ホントに凄い! 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

水平材と呼ばれる床はしっかりとしていて安定感もあり、さっきの管理路のように下を覗き込めるような隙間があったりはしません。どちらかと言えばこちらの方が全然安心して立っていられます。

広い空間で人数制限もしているので、密にはなりません 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
広い空間で人数制限もしているので、密にはなりません 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

今日のツアーの参加者の方に話しかけると、意外に地元率が高くて驚きました。神戸市内や、橋のたもとの垂水区から来ている人もいます。「近くに住んでいるからこそ、余計に来てみたかった」と言う言葉に納得です。確かに、自分が住んでいつものように眺めている景色を全く違う視点から見ることができると、まるで違う街を見るかのような新しい発見があって嬉しい気持ちになりますよね。

わぁ、凄い!と歓声が上がっているのが聞こえてきます。参加者には加古川や、奈良から来られている家族もいました。神戸の街明かりの美しさや橋の大きさに感動した、3年越しにようやく今日来れた (※お昼のツアーは以前から開催しています) など、皆さん嬉しそうな笑顔で私に話してくれました。

ここでレインボーの瞬間に出会えるなんて、まるで奇跡のようかも 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
ここでレインボーの瞬間に出会えるなんて、まるで奇跡のようかも 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

うっとり景色を眺めていると、橋のイルミネーションがレインボーに変わりました。上から見ても虹色のグラデーションがハッキリと分かります。1時間に一度のタイミングでやってくるレインボーを、ここで見れたこともとても感慨深かったです。橋の下を船がゆっくりとくぐっていく様子も見られました。ホントにここから見える全てが、絶景としか言いようのない風景です。

美しくライトアップされた「ルミナス神戸2」が、橋の下を通り過ぎていく 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社
美しくライトアップされた「ルミナス神戸2」が、橋の下を通り過ぎていく 撮影協力 本州四国連絡高速道路株式会社

世界一の吊橋、明石海峡大橋。今日は改めてその圧倒的な存在感を感じた日でした。今回初の「ナイトツアー」は試験的に行ったそうですが、結果を検証して来年も開催する方向で検討していきたいというお話でした。

今月、11月のツアーにはまだほんの少しだけですが空きがあるようなので、興味のある人はすぐにでもお問い合わせをしてみて下さいね。この経験、プライスレスですよ!

「明石海峡大橋ナイトツアー」に関するお問い合わせ

本州四国連絡高速道路株式会社
地域連携事業推進本部 広域周遊観光渉外部
電話:078-291-1060 (平日10時〜17時)
本州四国連絡高速道路(株)インフラツーリズムHP

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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