大晦日までの予報。高温傾向続き、スキー場は雪不足必至か?
関東以西の太平洋側は厳しい寒さが少ない
ウェザーマップから大晦日までの予報が発表されました。
気象庁からは高温に関する早期天候情報も出されていますが、関東から九州にかけては、少なくともクリスマス頃までは、暖冬特有の変わりやすい天気と、平年よりかなり高い気温傾向が続く見通しです。
真冬の寒さとも言える最高気温が10℃未満の日はほとんど予想されていなく、特に高知や鹿児島など、四国や九州では、15℃以上のポカポカ陽気が何日もある予想となっています。
ただ、東京に関して言えば、強い寒気は入らないものの、南の海上を低気圧が進んだ日は気温の上がり方が鈍く、17日(火)は最高気温が9℃の予想で、22日(日)~23日(月)頃は、雪になる可能性も若干あるということで、曇り一時雨か雪の予報が出されています。
ただその東京を含めて、24日(火)~25日(水)は晴天の可能性が高く、気温は15℃前後まで上がる予想で、寒さの緩んだクリスマスとなる予報となっています。
強い寒気の南下は早くてもクリスマスを過ぎてから?
日本海側でもクリスマス頃までは高温傾向が続く見通しで、新潟や金沢など北陸地方でも最高気温は10℃前後まで上がる予想です。
北陸の他、鳥取にも傘マークが多くついていますが、これは低気圧や前線の通過などによるものが多く、強い寒気の南下で降るパターンではありませんので、標高のかなり高い所を除いては雨で降る可能性が高くなっています。
北陸や中国地方に強い寒気が到来するのは、早くてもクリスマスを過ぎてからとなりそうです。
一方、札幌など北日本は季節並みの寒気は入りますので、北海道を中心に、雪の降る日は多い予想で、師走らしい寒さの日も多くなるでしょう。
スキー場は雪不足必至の情勢
気象庁が発表している累積降雪量の平年比をみると、北日本は平年を上回っている黄色い地点も比較的多く、一部では200%以上の赤い地点も数地点みられます。
ところが北陸から中国地方にかけては状況が一変し、ほとんどの地点で平年の40%未満を示す紺色となっています。
これらの地方では少なくともクリスマス頃まではまとまった雪は期待できず、雪不足が続くため、オープンを延期するスキー場が続出するかもしれません。
スキー場にお出かけの予定がある方は、ゲレンデ情報の確認が必要となるでしょう。
なお気象庁の予報では、向こう一か月間の降雪量も北陸や中国地方では少ない予想で、年明け以降も、雪不足が継続する可能性が否定できません。