外国人に超人気の観光スポット!招き猫であふれかえる世田谷区「豪徳寺」と幸福をよぶ「招き猫電車」
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、招き猫であふれ返る名刹「豪徳寺(ごうとくじ)」をご紹介します。
お寺の名前と同じ小田急線「豪徳寺駅」が最寄駅のように感じますが、一番近いのは東急世田谷線「宮の坂駅」で、駅から徒歩5分ほど。「豪徳寺駅」からは徒歩15分になります。
さっそく、豪徳寺一番の見どころである招き猫からご紹介していこうと思います。
豪徳寺の境内にあふれ返る招き猫
一面を埋めつくす招き猫を見ることができるのは「招福殿」。
おびただしい数の招き猫にも驚きますが、もう一つ驚いたのは、外国人観光客の多さです。
筆者が訪れたのはゴールデンウィーク最中の午前中。招き猫がズラリと並ぶ「招福殿」にいるのは ” 外国人:日本人=8:2 ” ぐらいの感覚で、いろいろな言語が飛び交っていて異国情緒にあふれていました。
とくに上の写真、両側にズラリと招き猫が並ぶ光景は絶好の撮影スポットで、みなさん譲り合って写真を撮っていたのが印象的。
筆者が写真を撮っているときも、外国人観光客の方が待ってくれていました。「ありがとうございます」と笑顔で会話を交わしたのもいい思い出です。
招き猫発祥の地とされる場所はいくつかありますが、豪徳寺もその一つです。
その昔、お寺の前を通りかかった鷹狩り帰りの井伊直孝が、門前にいた猫に手招きされてお寺に立ち寄ることにしました。お寺で過ごしていると雷がなりはじめ、猫のおかげで雷雨を避けられたことに、いたく感動したのだそう。
その後、井伊直孝の支援により、豪徳寺は寛永10年(1633年)に復興。以来、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする場所として「招福殿」が建てられました。
招福殿に並ぶ招き猫は、ご利益を授かった方が返納したものです。
招き猫の置物は「社務所(上の写真)」で授かることができます。社務所の前には招き猫のパネルが飾られているのですぐにわかるでしょう。
絵馬にも招き猫が描かれています。日本語以外の言語で書かれた絵馬が多くてびっくり。
豪徳寺は招き猫だけじゃない!
豪徳寺といえば「招き猫」ばかりがフューチャーされがちですが、他にも見どころがあります。
豪徳寺参道の松並木
山門までつづく参道の松並木は風情があって素敵です。
この参道を歩かなくても豪徳寺の境内へ入ることはできますが、せっかく訪れるなら、ぜひ、このトンネルのような松並木の中を歩きながら訪れてみてください。
三重塔
高さ22.5mの「三重塔」は迫力があります。秋には紅葉とのコラボレーションがとても絵になりますが、新緑の季節もやはり美しいですね。
井伊家墓所
平成20年(2008年)に国史跡に指定された「彦根藩主井伊家墓所」。2代藩主井伊直孝、13代藩主井伊直弼をはじめとする歴代藩主や正室・側室、子息・子女らが埋葬されています。
豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
電話番号:03-3426-1437
拝観時間:6:00~18:00(3月下旬〜)/6:00~17:00(9月下旬〜)
公式サイト(外部リンク)
路面電車「幸福の招き猫電車」が可愛い!
豪徳寺の最寄駅である「宮の坂駅」は、東急世田谷線の駅です。東急世田谷線は ”三軒茶屋駅〜下高井戸駅” をむすぶ、都内で2つしかない路面電車のひとつです。
各駅のあいだが1kmもなく、全長はわずか5.1km。のんびりと走る2両編成の電車です。
東急世田谷線では、車両全体に招き猫のデザインが施された「幸福の招き猫電車」を運行しています。
運行本数が少ないため「出会ったらラッキー!乗れたらもっとラッキー!」などと囁かれています。
「三軒茶屋駅」からの運行時間はこちらのページ(外部リンク)で確認できますが、「幸福の招き猫電車」をお目当てに乗る!というより、偶然の出会いを楽しむのもまたいいのではないかと思います。
つり革が招き猫の形になっていたり、床には猫の足跡がついていたり、猫好きにはたまらない電車です。
”招き猫のどらやき” もいただこう
豪徳寺の周辺にあるお店では、招き猫をモチーフにしたお菓子を販売しているお店がいくつかあります。
その一つが、東急世田谷線の線路沿いにある和菓子カフェ「まほろ堂 蒼月」。こちらでは、招き猫の焼印がされた「まねきねこどら」を販売しています。
あんこも皮も甘すぎなくてパクパクと食べ進めてしまいます。油ではなくバターで焼いたという皮が、ほんのりとバターが香り、一瞬洋菓子のような印象を受けました。
まほろ堂 蒼月
住所:東京都世田谷区宮坂1-38-19 ウィンザーパレス103
電話番号:03-6320-4898
公式サイト(外部リンク)