「Snow Man」名古屋ライブに「航空自衛隊」岐阜基地航空祭 イベント集中の週末ホテル事情は?
この週末、2024年11月16日~17日の2日間にわたってバンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)では人気男性アイドルグループSnow Man(スノーマン)のライブが行われるほか、11月17日には航空自衛隊岐阜基地で航空祭が開かれるなど、東海地方ではイベントがめじろ押しだ。
こうしたことから、名古屋市周辺では週末の宿泊費が高騰しているようで、筆者は大手予約サイトなどで名古屋駅周辺のホテルの空室状況を調べたところ、11月15日22時現在ではビジネスホテルが11月16日から1泊で1万5000円から2万円程度の相場となっていた一方で、カプセルホテルでも1泊2万円に高騰していた例が見受けられた。予約状況については全てのホテルが満室になっているというわけではなく、予約可能なホテルも相応に存在した。
X(旧ツイッター)などで、この週末の名古屋地区の宿泊の話題を調べてみたところ、Snow Manのライブ参戦組と思われる方からの、「混雑するであろう名古屋を避け岐阜でホテルの予約をしようとしたが、岐阜の方も名古屋と同様に1万5000円から2万円程度に宿泊料金が高騰している」「これは航空自衛隊岐阜基地航空祭の影響もあるのではないか」というコメントも見受けられた。また、岐阜とは逆方向の「三河安城にホテルを予約した」という書き込みもあった。
1週間前の11月9日~10日にかけて北海道札幌市でSnow Manのライブが行われた際には、札幌市内で宿泊の予約が取れなかったファンが、札幌市から約140km離れた旭川市や約70km離れた苫小牧市にホテルを取ったケースも多く、特に札幌駅から1時間半をかけて旭川に向かう特急列車は深夜にかけての時間帯にもかかわらず大混雑となっていた。また、札幌市から約110km離れた芦別市のホテルでは、ライブチケットの当選発表後に予約が殺到する事態となったものの、ライブ後に芦別市に向かう交通手段がないことなどから多くのキャンセルが出るなどの混乱も見られたことは筆者の記事(Snow Man 札幌ライブ10万人、芦別市に宿泊予約殺到も「ライブ後の足なく」大半がキャンセル!?)でも詳しく触れた。
一方で、名古屋の場合は、ナゴヤドーム最寄りのJR中央本線大曽根駅から電車に乗れば、約40km離れた岐阜や約30km離れた三河安城でも在来線でも1時間以内で向かうことができ、電車の本数も多いことから、近隣都市や隣の県でホテルを予約しても、都市間の距離が本州よりもはるかに遠い北海道のような混乱の心配はなさそうだ。
(了)