【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part 274:ドラマに虎が出てきがち?!他
みなさん、こんにちは~!
今回もさっそく「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をお届けしていきますよ~!
ドラマのなかに出てくる、あんな不思議やこんな疑問…きっとみなさんも感じたことがありますよね?!
このシリーズでは、そんな不思議や疑問の理由を楽しく解説していますよ^^
もうすっかりお馴染みという方も今日はじめて読むという方も、ぜひ、最後までご覧になってみてくださいね☆
それでは、今回の不思議を見ていきましょう~!
「ファンタジードラマには虎が出てきがち?!」
韓国ドラマには、ファンタジーな要素が含まれていることって結構多いですよね。
そんなファンタジー系のドラマを見ていると、「虎」の登場率がなぜか高めなんです!
例を挙げてみますと、「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」のなかでは、ヒロインの娘チョムスンが現世では虎の姿に転生して登場します。
また、「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」にも、虎の怨霊が出てくるエピソードがありました。
このように韓国ドラマに虎がよく出てくるのはなぜなのでしょうか?
「壇国神話」という朝鮮の建国について書かれた有名な神話があるのですが、そのなかにも虎が登場します。
かつては朝鮮にも虎が生息していたとされ、昔の人々は虎を山の神と考え、神聖な生き物として崇めてきたそうです。
そんな虎に対する特別な思いがあるせいか、韓国には「虎」を使ったことわざや表現も多くあります。
有名なのは「虎がたばこを吸っていたころ~」というフレーズです。
これは昔話の冒頭に使われる定番の言い方で、日本でいう「むかし、むかし、あるところに~」と同じように使われるんですよ。
さらにこのような言葉もあります。
「하룻강아지 범 무서운 줄 모른다(ハルッカンアジ ボム ムソウンジュル モルンダ)」
(生まれたばかりの子犬には、虎の恐ろしさがわからない)
「何も知らないものは恐れを知らない」という意味です。
「호랑이도 제 말 하면 온다(ホランイド チェマルハミョン オンダ)」
(虎の話をすれば虎が来る)
日本のことわざ「噂をすれば影がさす」と同じような意味で使われます。
このように虎を使った表現が多かったり、昔話や神話にもよく登場したりすることからも、韓国では虎が特別な存在であり、昔から親しまれてきた動物だということが分かりますよね。
韓国を象徴する動物である虎は、オリンピックの公式マスコットキャラクターのモチーフにもなっています。
記憶に新しいのは2018年の平昌冬季オリンピックのキャラクター「スホラン」ですね。
そして、1988年に開かれたソウルオリンピックでも「ホドリ」という虎のキャラクターが使われていましたよ。
韓国の人たちにとって、いかに虎が特別な存在であるかが伝わってきますね!
それでは次です!
「韓国の鬼?トッケビとは?」
みなさん、「トッケビ」という存在を知っていますか?
そう!大ヒットドラマ「トッケビ〜君がくれた愛しい日々」のタイトルにも使われているあの「トッケビ」です!
「トッケビ」は日本語にすると「鬼」と訳されることが多いのですが、実は日本でいう鬼とはかなりイメージが異なる存在なんです。
日本の昔話などに出てくる鬼というと、金棒を振りまわして人々を脅かしたり、人を取って喰ったりする恐ろしい存在として描かれていることが多いですよね。
韓国の鬼であるトッケビはというと、鬼というよりは妖精やかわいい妖怪といった存在に近いかもしれません。
善良な人間には幸福や富を与え、悪事をはたらく人間には罰や不幸を与える存在といわれています。
怖いというイメージはなく、どちらかというと正義の味方というイメージですね。
さらに、トッケビは不思議な力を持っていて、性格は嫉妬深く、赤いもの嫌うと言い伝えられています。
言い伝えにあるトッケビの特徴は「トッケビ〜君がくれた愛しい日々」のなかでもちゃんと再現されていますよ。
俳優のコン・ユがコミカルに、そしてとても魅力的にトッケビを演じています。
トッケビについて知ってから見ると、このドラマの世界観をより深く楽しむことができるかもしれませんね!
いかがでしたか?
今回は、韓国で愛されている「虎」と「トッケビ」について書いてみました!
これらが韓国の人たちにとってどのような存在なのか、少し知ってからドラマを見ると、また違った発見や面白さがあるかもしれませんね。
次回も面白くてためになる韓国ドラマの不思議をお届けしていきますよ^^
どうぞ、お楽しみに~♪