ボンズの永久欠番セレモニーに出席するメンバーには、ジャイアンツと無関係のあの人も
8月11日の試合前に、サンフランシスコ・ジャイアンツはバリー・ボンズの背番号「25」を永久欠番とするセレモニーを行う。
この日の対戦相手は、ピッツバーグ・パイレーツだ。ボンズは1986~1992年にパイレーツ、1993~2007年にジャイアンツでプレーした。パイレーツ時代の「7」と「24」と違い、ボンズの引退後、ジャイアンツの「25」は誰も使用していない。薬物問題がなければ、欠番になるまで10年以上もかかることはなかったはずだ。
ジ・アスレティックスのアンドルー・バッガリーによると、このセレモニーにはボンズの他に、14人の元選手や元監督が出席するという。そのなかには、ジャイアンツでプレーしておらず、監督やコーチを務めたこともない人物がいる。ジム・リーランドとボビー・ボニーヤだ。
リーランドはデトロイト・タイガース傘下のマイナーリーグで、選手、コーチ、監督として過ごした後、シカゴ・ホワイトソックスのコーチに就任した。そこから、パイレーツ、フロリダ・マーリンズ、コロラド・ロッキーズ、タイガースの監督を歴任。昨年のWBCでは、USAを率いて優勝に導いた。ボニーヤは8チームでプレーしたが、そこにジャイアンツは含まれていない。
もっとも、ボンズがパイレーツでプレーしていた当時、パイレーツの監督はずっとリーランドだった。1986~91年は、ボニーヤもパイレーツにいた。
なお、リーランドとボニーヤ以外の出席者12人は元ジャイアンツだが、ボンズとチームメイトだった6人のうち、ウィル・クラークとエリック・デービスは、1シーズンしかボンズとプレーしておらず、パイレーツに在籍したこともなかった。