【富田林市】津々山台3号公園は驚きの絶景でしかない!実は中世の城跡かもしれないのです
私は地図を見ながら歩いて移動することが多いですが、高低差のあるところは平面の地図を見ただけではわかりづらく、その場に行ってみると全く印象が違う場合がありますね。
津々山台3号公園も、地図と実際とのイメージが全く異なるところでした。
津々山台3号公園を地図で見るとこうなっています。津々山台の住宅地が南東に張り出した先端にあり、その先にはいくつかのため池とバイパス道の大阪外環状線があるのがわかります。公園とため池の間が崖になっているわけですが、平面の地図だとそれがわかりませんね。
というわけで、津々山台3号公園の前に来ました。津々山台3号公園は街区公園(旧児童公園で、児童から高齢者まで街区内の居住者の利用を視野に入れた公園)になるそうです。
富田林の場合はトイレの無い公園が結構あるのですが、津々山台3号公園はトイレもあります。
散歩の途中に公園に立ち寄り、気軽にトイレを済ませることができるのが良いですね。
訪問時はちょうどツツジが咲いていた時期だったので、それも美しいですが、それより驚いたのは山々の景色の美しさ!水越峠がちょうど目の前で、左に大和葛城山、右に金剛山という光景がここからはっきり見えるのです。晴れた早朝に日の出を見るのには、絶好なスポットかもしれませんね。
さて、富田林市史(外部リンク)によれば、このあたりにかつて津々山城があったとの記載を見つけました。
別の方角には何が見えるかというと、山の中腹に願昭寺が見えます。かつて願昭寺の上には金胎寺城や嶽山城など楠木氏・南朝の城があったと言われているので、城が見える反対側のこの丘の上に、北朝・幕府側の城(津々山城)を築城したと、太平記や富田林市史が記述しているわけですね。
願昭寺の下には、先々月にオープンしたラムーとコーナンが見えますね。手前には、カフェ蘭館の三角屋根の建物も。公園からは、崖を下って徒歩10分くらいで行くことができます。
こちらは河南町の方角です。岩橋山から大和葛城山にかけての山地帯です。このように、津々山台3号公園から、たくさんの山々が見えることに驚きました。
さて、公園の中を見ると津々山台3号公園にも、ブランコなどいくつか児童遊具があります。
公園の奥のほうには、宅地開発前の山林だったころを思わせる、かっての森があります。
森の中に入ると、多くの落ち葉がじゅうたんのように敷き詰められていました。
このあたりは前述のとおり、昔の羽曳野丘陵の名残が残っているようですね。
細くなりましたが、ずっと道が続いているようです。このまま下に降りられるのでしょうか?
その先にあるのは墓地でした。廿山墓地はフェンスで囲まれているようです。もしかしたら入れるところがあるのかもしれませんが、墓地の中を通過するのもどうかと思い、別の方法で公園から降りてみることにしました。
公園から下に降りていく階段があります。
階段の途中の場所にも遊歩道があり、さらに下に向かって階段がありました。
階段を下りていくと、遊歩道があります。今回入った公園入口の後ろ側から遊歩道につながる道があるようです。
もう少しで下に降りられます。
排水溝があります。廿山墓地のほうに向かっているようです。
中間地点まで来ると、さらに下に降りられる道があります。
行ったり来たりになったので、今の位置を確認します。上の写真の時点(中間地点)では公園内の赤丸の場所にいます。今までは黒いラインのように歩いていて、この後は赤い矢印のライン沿いに歩いていきます。
そのまま階段を下まで降りずに横の道を歩いていきます。ここは緩やかな下りで下の道まで降りられるようです。
先ほど公園から廿山墓地のところで行き止まりになっていた附近を下から見あげると、森の中にいたことがわかります。
遊歩道をその先に降りていくと、開けたところが見えてきました。
フェンスが見えたので一瞬また行き止まり?と思いましたが、
今度はしっかりと出口があり、無事に下の道路まで降りられました。
というわけで、中世の山城跡附近にある津々山台3号公園からの絶景、そして下に降りる遊歩道を紹介しました。近くにこんなすてきな公園がある住民の方たちが、少し羨ましくなりました。
津々山台3号公園
住所:大阪府富田林市津々山台4丁目13番
アクセス:南海金剛駅からバス 津々山台2丁目バス停から徒歩9分
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