この選手の「開幕46試合で17本塁打」は、62本塁打を記録した昨年のジャッジと同じ
今シーズン、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、17本のホームランを打っている。メッツは、開幕から46試合を終えたところだ。
昨シーズン、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、62本塁打を記録した。ヤンキースが46試合を終えた時点の本数は、17本だった。
2人とも、チームの46試合で17本塁打という点は同じだが、昨シーズンのジャッジの出場が46試合中44試合であるのに対し、ここまでのアロンゾは46試合すべてに出場している。また、この時点のジャッジは9.8打数/本、アロンゾは10.1打数/本だ。
ただ、アロンゾのパワーは、ジャッジに勝るとも劣らない。メジャーリーグ1年の2019年には、53本のホームランを打ち、ルーキーのシーズン記録を塗り替えた。それまでの記録は、2017年に52本塁打のジャッジ――こちらはルーキーながらメジャーリーグ2年目――が保持していた。
その後の3シーズン、アロンゾのホームランは、短縮シーズンの2020年が16本、2021年が37本、2022年は40本。過去4シーズン(2019~22年)の計146本塁打は、このスパンで最も多い。アロンゾに次ぐのは、計137本塁打のジャッジなので、9本の差がある。
昨シーズンに続き、今シーズンも、ニューヨークのスラッガーが60本塁打以上を記録するかもしれない。一方、今シーズンのジャッジも、ホームランが少ないわけではない。ヤンキースの47試合中37試合に出場し、13本のホームランを打っている。こちらは、10.3打数/本だ。
なお、過去4シーズンに計120本塁打以上は、アロンゾとジャッジの他に3人いる。カイル・シュワーバー(現フィラデルフィア・フィリーズ)が計127本塁打、エウヘニオ・スアレス(現シアトル・マリナーズ)が計126本塁打、マット・オルソン(現アトランタ・ブレーブス)は計123本塁打だ。