【秋田県横手市】いものこうどん&イカの漬け焼き!『道の駅さんない』名物で満腹秋ごはんとは?
テラス席でのんびり昼ごはんを!『食』をテーマにした道の駅で秋を楽しもう!
秋田の秋は短い。
……って、なんか下手なダジャレみたいになってしまったが、気づけばもう秋の真ん中。つい最近まで残暑に汗をかいていたはずだが、朝はもうすでに肌寒い。一ヵ月後には天気予報で雪マークを気にする季節がやってくる。
そんな短い「秋田の秋」を楽しむため、私が向かったのは『道の駅さんない』である。そう、今回は『食』をテーマにした横手市山内にある道の駅で、食欲の秋を楽しもうという魂胆だ。
さっそく腹減る私はぶらり『食』のスポットへ。実は昨年の秋も秋田県南の風物詩『いものこ汁』を求めこの地にやってきた私だが、今回はどんな道の駅グルメに出会えるだろうか。心地よい秋の空気を感じながら、私が最初に向かったのは『香里ん亭』である。
香里ん亭
横手市山内の特産品といえば、トロリとした舌触りの山内いものこである。そんな地元の恵みを使ったいものこ汁はこの時季に食べたい名物グルメだが、一方で気になるのが『香里ん亭』のいものこうどんだ。
麺に里芋を練り込んだというこの地域ならではの一品をまずはチョイス。そしてその勢いで、山内産あきたこまちを使ったおにぎりも注文。なんせ食欲の秋だ。今日は炭水化物祭りといこう。
駅弁屋
続いて私が向かったのが、『香里ん亭』の隣にある『駅弁屋』だ。実はこの店に今回私がどうしても食べたかった一品がある。そう、イカの漬け焼きだ。
私が訪れたときも名物のいものこ汁やいものこうどんと一緒に、イカの漬け焼きを求めるお客さんが多かった。山に囲まれた道の駅で出会った海鮮グルメ。『道の駅さんない』のアナザーソウルフードとも呼べる一品だ。
この季節のお楽しみ!秋の空気を感じながら道の駅名物に舌鼓!
うどん、おにぎり、イカ。本日の精鋭たちが揃ったところで、さっそく昼飯タイムといこう。『道の駅さんない』は購入した商品を、そのまま屋外のスペースで食べられるのが嬉しい。秋の晴れた日は特におススメだ。
まずはいものこうどんからレッツイート。たっぷりの里芋を練り込んだ細麺はツルツル滑らかで、稲庭うどんに近い食感だ。『いものこうどん』というネーミングから、最初はいものこ汁にうどんを投入したワイルドな姿を想像したが、その正体は繊細で味わい深い一品。ちょっぴり小腹が空いたときにも重宝しそうだ。
よく晴れた空の下、うどんを啜りつつ地元の米で作ったおにぎりもパクリ。中にスタンバイしている自家製の梅漬けがウマい。もはやひとりピクニック気分の私である。
続いて、もうひとつの名物にも手を伸ばそう。特製の漬けだれをまとったイカはプリップリで、焼きたて特有の香ばしさがたまらない。イカ焼きといえば秋田では県北の沿岸地域というイメージだが、県南の内陸地域で食べるイカも侮れない。私のようにその場で味わうのも良し、テイクアウトして酒のアテなどにするのもおススメだ。
ちょっと暑いな。テラス席でご馳走を味わいながら、思わずシャツの腕をまくる秋の午後。この感覚を今年はあと何度味わえるだろうか。そんなことを思いながら、暖かな秋の風を吸い込んでみる。
「ここ、いいですか?」「大丈夫ですよ」
私の向かいの椅子に腰をおろした年配のご夫婦が、テーブルにご馳走を広げる。その中のひとつが、やはりイカの漬け焼きだ。
「イカ焼き、美味しいですよね」
普段は大人のくせに人見知りな私が、なぜか気さくな性格になる秋の道の駅である。
【店舗情報】
うどん・そば 香里ん亭
住所:秋田県横手市山内土渕字小目倉沢34 道の駅さんない ウッディらんど
営業時間:10時~15時
定休日:不定休
電話番号:0182-53-2600
駅弁屋
住所:秋田県横手市山内土渕字小目倉沢34 道の駅さんない ウッディらんど
営業時間:11時~15時
定休日:不定休
電話番号:0182-53-2600