4月20日以降の吉田正尚は、メジャーリーグで最もよく打っているのか。打率は.433、本塁打は5本
4月20日以降、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)は、どの試合も安打を記録している。15試合の打率と出塁率は.433と.478。その前の13試合は.167と.310だった。
このスパン(4月20日~5月5日)に40打席以上の選手は、両リーグ合わせて205人を数える。そのなかで、吉田の打率と出塁率は、どちらも2番目に高い。ルイス・アライズ(マイアミ・マーリンズ)の.436と.489に次ぐ。マーリンズはナ・リーグのチームなので、4月20日以降に吉田が記録した打率と出塁率は、ア・リーグではトップということになる。ちなみに、アライズの打率は、シーズン全体でも.400以上。出場30試合で打率.430を記録している。出塁率は.483だ。
また、吉田のOPSは、最初の13試合が.560、その後の15試合は1.244。後者は、このスパンのトップに位置する。わずかながら、1.242のオジー・オールビース(アトランタ・ブレーブス)と1.241のブレント・ルッカー(オークランド・アスレティックス)を凌ぐ。
同じように、スパンを4月19日までと4月20日からに分けると、吉田のホームランは1本と5本(二塁打も1本と5本)、打点は6と18、安打は8本と26本となる。後者は、ホームランがこのスパンの3位タイ、打点と安打は最も多い。ホームランは、ルッカーとバイロン・バクストン(ミネソタ・ツインズ)より1本少ないだけだ。
なお、このスパンで吉田に次ぐ2人は、打点が15のラファエル・デバース(レッドソックス)とジョシュ・ヤング(テキサス・レンジャーズ)、安打は22本のジャレン・デュラン(レッドソックス)と20本のオールビース。いずれも、トップ3にはレッドソックスの選手が2人、それぞれ、吉田とデバース、吉田とデュランがランクインしている。彼らだけが要因ではないが、レッドソックスは、4月19日までの19試合が9勝10敗、その後の15試合は11勝4敗だ。