タオルに「柔軟剤」を使うのはデメリットだらけ。臭くなりやすく吸水性は落ちてしまい、出費も増える
こんにちは、時短家事アドバイザーのあやこです。私は柔軟剤をタオルには使いません。その方が、タオルが臭くならず、吸水性を保つことができ、柔軟剤に払うお金も節約できるためです。
今日は、タオルに柔軟剤を使うデメリットと、柔軟剤無しでもタオルをいい感じに保つ方法を紹介します。
柔軟剤をタオルに使う3大デメリット
1.吸水力が落ちる
柔軟剤の成分はタオル繊維に薄い膜をつくります。この膜が水を弾いたり、繊維の間に水が入り込むのを防ぐためタオルの吸水性が低下します。
2.生乾き臭の原因になる
柔軟剤の膜がタオルの繊維に残ることで、洗濯時に汚れや洗剤が落ちにくくなります。タオルに残留している柔軟剤や汚れ残りをエサに、ニオイ菌は増殖します。その結果、生乾き臭や部屋干し臭が発生します。
3.出費が増える
柔軟剤をたくさん使う分だけ出費がかさみます。使うのをやめれば買いに行く手間も無くなります。
「柔軟剤」無しでもタオルをいい感じに保つ方法
ここでは「タオルがいい感じ」を、清潔で嫌な臭いがしないこと、吸水性が高いことと定義します。
そんなタオルが良い状態は、柔軟剤を使わず、日々の洗濯でしっかりと汚れやニオイの原因菌を落とし、素早く乾かすことで手に入ります。
洗濯で汚れやニオイの原因菌をしっかり落とす方法
1.液体の酸素系漂白剤
日々の洗濯でしっかり汚れを落とすには色々な方法がありますが、液体の酸素系漂白剤の併用が1番手軽です。使い方はすごく簡単で、キャップ1杯を通常の洗濯に加えるだけととても手軽です。
有名な商品としては、ワイドハイターEXパワーやオキシクリーンパワーリキッドがあります。
2.粉の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
日々のお洗濯で、粉の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を併用すると洗浄力がとても上がります。
粉の酸素系漂白剤は温水でパワーが格段に増すので、お湯を追加で入れたり温水モードを使うとより良いでしょう。
私はタオルの清潔のために家でできる最高の洗い方と考えていて、この方法でよく洗っています。
ただし、アルカリ性の洗剤のため、おしゃれ着やウール・シルクといった絨毛素材の衣類は縮んだり傷んだりします。併用してはいけません。
3.水量とすすぎ回数を増やす
水量はケチらず増しましで、すすぎの回数も2回以上行うと汚れがよく落ちてくれます。汚れがタオルから離れるのは「すすぐ時」です。すすぎの回数をケチるとタオルの臭いになって返ってきがちなので、惜しまず回数を増やしてみてください。
また、お皿を洗う時にお湯を使うと油汚れがスルスルと落ちますよね。あれと同じで、タオルも温水で洗うと汚れがとても良く落ちます。温水モードがあれば積極的に使いましょう。
この方法と1番と2番の液体や粉の酸素系漂白剤を加える方法を併用すると、最高の洗浄力でタオルを洗えます。
タオルを素早く乾かす方法
タオルを素早く乾かすことでニオイの原因菌の増殖を防ぐことができます。その方法を2つ紹介します。
1.常に乾燥機を利用する
タオルのニオイの原因菌は5時間以上「湿った状態」にしておくと爆発的に増殖します。これを完璧に予防できるのが乾燥機やドラム式洗濯乾燥機の利用です。遠心力でくるくる回しながら乾かすのでタオルもふかふかになります。
2.高くて風通りの良い場所に干す
乾燥機を使わない場合は、高くて風通りの良い場所に間隔をあけて干し、扇風機やサーキュレーターを当てたり、除湿機をかけたりすると素早く乾きます。
今まさに「タオルが臭う」場合の対処法
いまちょうどタオルが臭って困っている場合は、洗濯槽の除菌洗浄とタオルのオキシ漬けがおすすめです。まずは臭いの原因となる菌類を一掃しましょう。臭いの原因菌は洗濯槽とタオルの両方にくっついています。両方の対策が必要です。
まとめ:まずは柔軟剤をタオルに使うのをやめる
良かれと思って柔軟剤を使っていたのに、タオルの臭いの原因や吸水性の低下につながっているなんてショックですよね。とはいえ、まずは「使うのをやめるだけ」からはじめればいいので、対策は気楽にできます。
なお、タオルのオキシ漬けに最適な洗剤には有名なオキシクリーンと粉タイプの酸素系漂白剤がありますが、その違いを以下の記事で紹介しています。
【比較してみた】オキシクリーンと粉末の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)、どっちがおすすめ?
また、キャップ1杯加えるだけでOKの液体タイプの有名商品の違いはこちらです。
【液体タイプの酸素系漂白剤を比較】ワイドハイターEXパワー、ワイドハイターPRO抗菌リキッド、オキシクリーン パワーリキッド
購入しようと思った方は合わせてチェックしてみてください。