「充実したシリーズではあったかなと思います」竜王戦3連覇を達成した藤井聡太竜王コメント
藤井聡太竜王「本局、中盤の難しい局面で方針がわからなくなってしまって。苦しくしてしまったところもあったと思うんですけど。そのあと、受けに回ってチャンスの来る展開にできたのかなと思います。まだ、あまり実感はないんですけど、3連覇という結果を出せたことは、よかったかなと思います。(1日目昼休後)▲4三歩△4一金と引かれたときに、ちょっと方針がわからなかったんですけど。ただ、本譜は部分的には狙い筋なのかなと思ったんですけど。ただ、そうですね。やっぱりちょっと、こちらの玉が思っていた以上に、薄い形だったので。なにか自陣に手を入れるような指し方を選ばなくてはいけなかったかなという気がしています。(あえて勝因を挙げると?)そのあと駒を自陣に埋めていって、少しずつ、簡単には寄せられない形にできたのかなとは思います。(シリーズ4連勝で防衛、七番勝負全体を振り返って)そうですね。どれも難しい将棋だったんですけど。特に第3局は、比較的うまく指せたかなという感触があったので。充実したシリーズではあったかなと思います。(第1局のあとで王座を獲得し八冠独占、心境の変化などはあった?)それはもう全く意識せずに。ずっと第1局から、同じ気持ちで臨めればというふうに思っていました」