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初防衛戦間近!日本スーパーフライ級チャンピオン

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
撮影:筆者

 2023年6月13日に、川浦龍生を4回KOで下して第45代日本スーパーフライ級王者となった高山涼深(26)。目下6戦全勝5KOの高山は、同タイトル初防衛戦として、今月22日に同級1位の村地翼戦を迎える。

撮影:筆者
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 高山は言う。

 「日本チャンピオンにはなりましたが、ベルトを獲った直後も今も、まったく実感が無いんです。ここで満足してはいけないし、通過点でしかないですからね。今回の練習も<いつもと変わらず>をテーマに、平常心を忘れずに調整してきました」

撮影:筆者
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 試合の17日前、高山はアマチュア選手を相手に4ラウンドのスパーリングをこなし、得意の左ストレートに磨きをかけていた。

 「僕はリングに上がると、コーナーの声が聞こえなくなってしまうんです。スパーリングにおいてさえそうです。なので、指示が聞こえるよう、敢えて心に余裕を持つように練習してきました。今、70ラウンドのスパーリングをこなしていますが、トータルで90弱になるんじゃないですかね」

撮影:筆者
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 村地翼の印象を訊ねると、「ちょこまか動きますね。打ち合うところは打ち合って、足を使うところは使うタイプのように感じます。対面した直感で、戦い方を決めていきますよ。カウンターは上手そうですね。初防衛は鬼門とか言われていますので、取りこぼしのないように、しっかり勝ちたいです」と応じた。

撮影:筆者
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 高山は結んだ。

 「格好良くて華のあるチャンピオンを目指していますから、いい勝ち方をしたいです。偉大なるジムの先輩、京口紘人さんと同じ日に試合を出来るのはとても光栄です。ワタナベジムを盛り上げていけるように、インパクトの強い勝利を収めて、是非、高山涼深の名も覚えてもらいたいですね」

 9月22日、後楽園ホール。高山はどんなパフォーマンスを見せるか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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