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最下位ハンファ、打者全員の16三振喫するも わずかなチャンスを生かして勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
7号3ランを含む、4打点のソン・グァンミン(写真:ハンファイーグルス)

22日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルス-トゥサンベアーズは、トゥサンの先発クリス・フレクセン投手が、3回2死まですべてのアウトを三振で奪う快投。

しかしハンファは4回に1点を先制し、さらに7番ソン・グァンミン選手の7号3ランで4-0としました。投げてはハンファの先発チャン・シファン投手が6回1失点と好投し、リードを守ったハンファが5-1で勝利しています。

一発を放ったソン・グァンミン選手は、8回にもタイムリーヒットを放ちこの日4打点。いずれも逆方向となるライトへの当たりでした。

トゥサンのフレクセン投手は6回4失点で負け投手になるも、ハンファの先発打者全員から13奪三振。リリーフ陣も途中出場の打者2人から三振を奪いました。

ハンファはこの日打席に入った11人全員が三振し、計16三振を喫するも勝利を収めています。

※フレクセン投手(トゥサン)が記録した先発全員奪三振は今季初、史上30度目。

◆「KIAブルックス、家族が交通事故で帰国」

KIAのアーロン・ブルックス投手は、家族が乗った車が交通事故に巻き込まれたため、看病のためアメリカに帰国しました。球団によると相手車両の信号無視が原因で、車には妻と2人の子供が乗っていたとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、ハンファ戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月22日(火)の結果

・LG 7- 2 SK(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:パク チョンフン

・ハンファ 5- 1 トゥサン(テジョン)

 勝:チャン シファン

 敗:フレクセン

・KIA 0- 2 キウム(クァンジュ)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ヤン ヒョンジョン

・ロッテ 8- 0 KT(プサン)

 勝:ストレイリー

 敗:キム ミンス

・NC 3- 2 サムスン(チャンウォン)

 勝:キム ジンソン

 敗:シム チャンミン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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