【元汚部屋歴10年→整理収納アドバイザー】片づけがリバウンドしやすいNG行動3選
筆者は整理収納アドバイザーになるまでに、数えきれないほど片づけの失敗を繰り返してきました。今回は自身が汚部屋時代に経験した片づけがリバウンドしやすいNG行動3つをご紹介します。
1.収納用品にとびつく
物だらけの汚部屋に住んでいた頃の筆者は、片づけをするなら収納グッズを揃えることが大切だと考えていました。大量の物が散らかる原因は収納量が足りていないからだと思っていたのです。
収納は定番品から時代のタイミングで推されているグッズ、流行しているアイテムまであらゆる物を買うたびに「これで部屋がスッキリするぞ」と期待する筆者。しかし何をどのようにしまえばいいか考えていないため詰め込むだけの作業。結局、床に散らかっていた物がそのまま収納用品に移り、何も解決しないどころか収納用品分物が増えてしまうのでした。
まずは収納用品を揃える前に、何をどれだけしまう必要があるか確認することが重要だったのです。収納用品はあくまで暮らしを快適にするためのサポートアイテム。本当に必要な物を見極められると収納用品が必要ない場所も見つかるかもしれません。
2.憧れを真似しようとする
1人暮らしをはじめた頃の筆者は、街の雑貨ショップやインテリア雑誌を見ては「こんな部屋にしたいな」と憧れていました。北欧デザインのインテリア雑貨を並べた部屋、アンティークな食器で食事をしたり小ぶりな花瓶で花を飾る暮らしを想像すると自分にもできるはずと錯覚しては気に入った物を買っていました。
しかし、憧れと実際の暮らしは当然違います。当時会社員だった筆者は、残業に明け暮れて夜はコンビニで買った弁当を食べたまま眠り、翌朝シャワーを浴びて出勤する毎日。自炊や花を飾る体力なんてありません。憧れの暮らしをしたくても無理があったのです。
漠然と憧れを真似しようとする気持ちは否定しません。しかし自分の暮らしを無視してまで憧れを追い続けると物はどんどん増えていきます。憧れと実際の暮らしを比べ、自分に無理をさせていないか判断する心がけをしてみましょう。本当に暮らしたいスタイルが徐々に見つかるはずですよ。
3.片づけは「しまうこと」だと思っている
筆者は汚部屋を片づける時にいつも「しまう」ことばかり考えていました。部屋に散らかっている物をしまえば部屋はスッキリする。しまうことが片づけだと本気で思っていました。収納用品に物を目一杯詰め込んだり、カテゴリが混ざったままでも筆者は片づけているつもりで真剣だったのです。
しかし、何も考えず収納用品にしまいこんだ物は何があるか分からないので探したり物を取り出すにも手間がかかり散らかってしまうことに。
片づけはいらない物を減らす作業が重要で、必要な物や使う物だけをしまうことだと失敗から学んだ筆者。物をひとつずつ見直すことで、しまうこともスムーズになり片づけの失敗も減るようになりました。
失敗しても冷静に振り返ることが大切
筆者が汚部屋時代に片づけでリバウンドしたNG行動の一例をご紹介しました。今振り返ると失敗して「ダメ」だと諦めず、何がダメだったのか、片づけようとした行動は正しかったのか振り返ることを続けていたら快適な暮らしを楽しめていたでしょう。片づけがうまくいかなくて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
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