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ハズレの「いちご」を選ばないためには?【野菜ソムリエ伝授】スーパーでチェックするポイント3選

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

いよいよ「いちご」のメインシーズンがやってきました。各産地から続々と、さまざまな品種が出荷されています。例年、クリスマス前にはちょっとお高い価格で販売されているので、気軽に手に取れる感じでもないです。そうはいっても、やっぱりこの時期には「いちご」は食べたいものです。せっかく買うなら、ハズレの「いちご」を買ってしまわないように、しっかり選びたいものです。失敗せず鮮度のいい、甘いものを選ぶためのポイントを解説します。

ヘタの下まで赤くなっているのか?

やよいひめいちご
やよいひめいちご

品種特性にもよるので、全部とは言い切れませんができるだけヘタのすぐ下までしっかりと赤くなっているものを選んでください。全体が均一に赤くなっているものがいいです。濃い赤や薄い赤などありますが、品種によっては若干、色の濃さも違うために、同じ品種で見比べるのであれば赤さが濃いほうがいいです。

ヘタは緑色でそりかえっているのか?

いばらキッスいちご
いばらキッスいちご

ヘタが茶色く変色してない、そしてしっかりとした緑色のものを選ぶのがおすすめです。ヘタは食べる部分ではありませんが、鮮度チェックするには最適な部分です。果肉に対して、そり返ってカーブをするようなものがオススメです。パックに入っているものは見分けずらいかもしれませんが、見えるようでしたら注目してみてください。

果肉のつぶつぶもチェック!

ゆめのかいちご
ゆめのかいちご

鮮度のいい「いちご」は、表面にハリとツヤがあります。そして「いちご」のつぶつぶがハッキリしているものがいいです。鮮度が落ちてくると表面のツヤツヤ感がなく、くすんできます。つぶつぶも、はっきりくっきりしなくなるのでわかりやすいかと思います。

お得ないちごを見つけたらゲット!

やよいひめ・一番果
やよいひめ・一番果

この時期だけのお得なもの!それは「いちご」の一番最初に花をつけたものから取れる一番果とよばれるもの。もちろんスーパーなどで販売されている状態では、そんなことどこにも書いていませんが、特徴はただひとつ。形がいびつなこと。みなさんがよく見る先のとがったきれいな形のいちごではないのですが、実はこれが「おいしい印」。一番果は、いちごシーズン最初に出合う確率が多いので、いびつな形を見つけたら食べてみてください。※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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