一歩、一歩の子育て:怒鳴らないしつけの実践:ほめ方叱り方のシェーピング心理学
話題の『どならない子育て』の心理学的背景をご紹介します。
■悪循環を断ち切る
子どもは言うことを聞いてくれません。そういうものです。でも、しつけは必要ですし、子どもがあまりにも自分勝手に動き回れば、社会生活がなりたちません。けれども、簡単には言うことを聞きません。親はイライラします。つい、怒鳴ったりもします。子どもはますますいうことを聞かなくなり、親はますますイライラします。この悪循環を断ち切りましょう。
今日は、心理学、特に行動療法的な「シェーピング」のお話です。ポイントは、「一歩一歩」(スモールステップ)です。この理論に基づいて、『どならない子育て』の本が書かれ、茅ヶ崎市では優れた講座が開かれています(「怒鳴らない子育て」の心理学:両親がイライラしない効果的な叱り方)。
■シェーピングとは
心理学の中でも、行動科学的、行動療法的な考え方です。まず、「行動」に注目します。もちろん、心はとても大切なのですが、心は見えませんし、私たちは心に直接触ることができません。そこで、行動に注目します。
行動を少しずつ変えていこうというのが、シェーピングの考え方です。今、勉強時間0時間の子が、明日から2時間勉強できるようにはなりません。一歩、一歩です。
でも、あなたは一歩進んだことをほめてあげられず、一歩しか進めないと怒鳴ってしまうことはありませんか?
これでは上手くいきませんね。
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