復帰を控えたWBCスーパーウエルター級4位
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/01750995/title-1714613767035.jpeg?exp=10800)
昨年9月末日にプロ生活初黒星を喫した23歳のサウスポー、ヘスス・ラモス。目下、20勝(16kO)1敗の彼は、WBCスーパーウエルター級4位にランクされる。
デビュー以来、プロモーターによる過保護なマッチメイクで、安牌な相手とばかり戦ってきたラモスにとって、エリクソン・ルビンは高い壁であった。
111-117、112-116、113-115の判定で丸裸にされて敗れた。その姿を目にした複数のボクシングメディアは「いつかこうなることは分かっていた」と述べた。
![Ryan Hafey & Esther Lin/Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/01750995/image-1714613678353.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今週末、再起戦としてヨハン・ゴンザレスとのリングに上がるラモスは言う。
「非常に濃い内容のキャンプをこなせて、とても気分がいい。自分が強いと感じる。前回の敗戦から、自分のボクシングを改善するために、必要なことをこなした。カムバックが楽しみでならない。
今回はこれまでとは違ったメニュー、今までにやっていなかった新しい要素を加えることを一つのテーマとした。それを披露したいね。
エリクソン・ルビンに負けた。俺にとっての最高のパフォーマンスができなかったのは事実。でも、勝つには十分だったと思っている。試合全体をコントロールしたし、彼を下がらせ、より多くのパンチをヒットしたからね。いくつかのラウンドでは、こちらの方が有効だという動きをした筈だ。でもジャッジは、ルビンに勝利を与えた。非常にがっかりしたが、この試合で自己を証明するつもりだ。俺の旅は続くし、世界チャンピオンになるまで絶対に止まらないよ」
![Sean Michael Ham/Mayweather Promotions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/01750995/image-1714457336138.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
実父と伯父のエフラインもボクシング経験者であり、現在ラモスのトレーナーを務める。また、10歳違いのアベル伯父はプロとしての先輩として助言を続けてきた。
そのあたりのバックグラウンドが、プロモーターに気に入られたのか。
![Sean Michael Ham/Mayweather Promotions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/01750995/image-1714457359030.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「ルビンとの再戦を希望する。今回のゴンザレス戦では、自分と彼の差を示さねばと考えている。彼がハードパンチャーであることは知っている。34勝中33KOだしね。ゴンザレスは前に出てきながら、プレッシャーをかけようとするだろう。こちらとしては、それを期待している。激しい戦いになるさ。俺たち二人はパワーがあるので、長い戦いにはならないよ。
もはや、自分にはチューンナップ戦やノンタイトルなど必要ないんだと証明してみせる。ただただ、前進し続ける必要があるんだ。もう、一歩も後退は許されない」
![Ryan Hafey & Esther Lin/Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/01750995/image-1714613851262.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ラモスは34勝(33KO)2敗のベネズエラ人、ゴンザレスを攻略できるか。2連敗となると、かなり今後が厳しくなる。まさしく正念場の一戦だ。