【大阪市】創業して93年、大阪名物「出入橋きんつば屋」のきんつばは手焼きの旨さがクセになる
大阪にはうまいもんがたくさんありますが、今回は「きんつば」をご紹介します。
訪ねたのは、昭和5年(1930)創業、「出入橋きんつば屋」です。お店を営業してすでに93年。変わらぬ味、変わらぬスタイルで一個ずつ丁寧に手焼きし、甘さも控えめ。小ぶりサイズで実にウマいです。
店舗は地下鉄西梅田駅から徒歩で5分ほど。少し歩きますが、お店の壁の大きな文字が目印です。
お土産用に買う人が多いようですが、店内には喫茶スペースがあるので、そこで食べられますよ。
いざ店内へ。
喫茶スペースでいただくことにしました。昼間の入店ですが、店内でかき氷を食べているお客様がいましたよ。
名物の「きんつば」は甘さ控えめの上品な味
さて、きんつばです。
注文すると、きんつば3個(350円)とお茶が届きました。おいしそうですね。
中を割ってみます。なるほど。小豆がたっぷり。
一口食べてみます。
うん、おいしい。甘さが控えめで、これなら3個は楽勝でしょう。
上品な甘みです。
あっという間に完食となりましたが、93年の歴史を感じさせてくれる味とも言えますね。
衣も、中身も、驚きのふんわり感。
とくに焼きたてはウマいのです!(焼きたてがない場合も)
家族へのお土産にもいいでしょう。
衣も厚すぎず、薄すぎず、日保ちしないので、当日中に食べないといけないようですが……。
お土産用のきんつばは10個入り1100円から。ほかにも、わらび餅やらところ天、あんみつ、ぜんざいなどもありますね。
夏場のかき氷も、おすすめでしょう。氷ミルク500円など。
代表の白石誠治さんにお話を聞いてみました。
へえ。そうなんだ。凍らせたきんつばを一度食べてみたいものですね。
きんつばの歴史とは?
きんつばは関西で誕生した和菓子です。ブロック状の四角い粒あんの塊に小麦粉の生地をまぶして鉄板で焼き上げたもの。江戸時代からあったようですが、もともとは丸く、刀のつばに似ていることから、この名がある。明治になって四角い形になったようです。
同店では、多いときは1日2000個(とくに冬場)も売れるほど人気です。
せっかくなので、焼き工程を見せていただきました。
きんつばは手作りで、焼き工程はきわめてスピーディーでした。
衣をつけ、鉄板に焼きつけていきます。6面体をすべて焼けば、完成です。北海道産の小豆を上白糖で焚き、寒天を加えて冷やして固め、小さく四角に。そのあんに、小麦粉と水のみで作った衣をまとわせ、鉄板で焼いていくのです。
さすがに職人技でした。
とにかく速いです。
ありがとうございました!
店舗情報
店名:出入橋きんつば屋(和菓子、甘味処)
住所:大阪市北区堂島3-4-10
電話:06-6451-3819
営業時間:[月~金] 10:00~19:00 (L.O.18:00)
[土] 10:00~18:00 (L.O.17:00)
定休日:日曜・祝日
総席数:18席
アクセス:2号線と阪神高速が交差する新出入橋東交差点を西に入ってすぐ。最寄り駅は西梅田・北新地駅、徒歩約5分。