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【防災対策】命を守るために今すぐやめるべきNG片づけを能登半島地震で被災した暮らしのプロが解説!

おだけみよ整理収納アドバイザー

先日、日向灘沖で最大震度6弱の地震が発生しました。

気象庁は8日、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表、9日に神奈川県西部で最大震度5弱の地震が発生しました。

筆者の住んでいる北陸では年始に能登半島地震が発生しました。

今回は震災を体験した整理収納アドバイザーが、安全を確保するために今すぐ確認すべきことを解説します。

1.避難通路がもので塞がっていないか

出口までの通路がもので塞がっていると、避難の妨げになります。

津波をともなう震災を経験した人の経験を聞くと、津波は到達までのスピードが速く、いち早く避難することが、命を守ることに直結したそうです。

普段は差し支えがなくても、地震の揺れで倒れたり、ドアや玄関を塞いでしまう可能性があります。

避難通路に極力余計なものは置かず、スッキリとさせておきましょう。

こちらは筆者の自宅の玄関周辺です。

廊下がない間取りになっており、キッチンのすぐ隣が玄関です。そのため避難通路にあたるキッチンの床には、極力ものを置かないようにしています。

2.高い位置にある収納にものを詰め込んでいないか

震災時に頭上から物が落ちてくると、けがなど二次災害の原因になります。

吊り戸棚のような頭より上の高い位置の収納を使っている場合は、中にものを詰め込まないようにしましょう。

能登半島地震の発生時、吊戸棚の中のものが揺れで扉にガンガンぶつかり扉を突き破って落ちてくるのではないかと不安だったという話を聞きました。

防災用のストッパーを利用していても、完全に被害を防げるという保証はありません。

吊戸棚の中に食器や鍋類などの重いものが入っていないか、今一度確認してみましょう。

3.キッチンの壁面にツールなどを吊り下げていないか

キッチンの壁面を使った収納は、SNSなどでよく見かける定番の収納方法です。

けれども、壁面にフライパンなど重たいものを吊るしたり、刃物をむき出しで収納するのは危険。調理中に地震が発生した場合は、包丁が落下して怪我をしたり、鍋がおちて火災に繋がったり、二次災害に繋がる可能性があります。

刃物や鍋類は引き出しやシンク下など、出来るだけ安全な場所に収納しましょう。

キッチンは換気扇下も要注意!

換気扇下もキッチンツールの収納に使われることが多い場所です。

けれども軽いキッチンツールでも落下すると、やけどや怪我などの原因になる可能性もあります。

吊るしているものがあれば、別の場所に移動させましょう。

4.ものを整理できているか

ものを整理していないと、使いたいのにすぐに手に取れなかったり、あるはずのものがどこにあるかわからなくなったりと、いざという時に対応が遅れる原因になります。

避難通路に限らず、ものが多く収納以外の場所に溢れていると移動の妨げになります。

不要なものを溜め込んでいないか確認してみましょう。

5.家事を溜めていないか

数年前、近年では類をみない大雪になったときに、一番困ったのが洗濯でした。

雪で水道が凍結して水が出なくなった上に、コインランドリーまで行こうにも雪で玄関から出るのも一苦労しました。

それ以来、洗濯物を溜めないようにしています。

洗濯に限らず、電気や水を使う家事は後回しにしないことが大事です。

日々の暮らしを見直すことが最優先

地震対策は、日々の暮らしの積み重ねが大事です。

ものを整理したり、家事を後回しにしないようにしていると、必然的に緊急時も対応しやすい環境ができてきます。

あとでやろうと思っていると、何もしないままになってしまいます。

いざという時への備えは大事です。

今一度、我が家の安全を確認してみましょう。

震災の直後に感じたことを「【能登半島地震】実際に避難して後悔したこと2つ」で紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

※記事内容は個人の感想や見解を含みます。

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整理収納アドバイザー

2DK賃貸で一人暮らし。「50代からのシンプルな暮らしのコツ」を発信中!整理収納アドバイザー歴10年超えで、2023年秋にフリーランスとして独立しました。得意な分野は、キッチン収納、食品ロス&食費節約、時短家事など。また無印良品マニアで店舗スタッフとして6年間勤務、収納アドバイザーとして片づけイベントなども担当。

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