注意すべき人間関係リセット症候群のメリット、デメリットとは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
今まで築いてきた人間関係をリセットしたくなる衝動にかられる行動を取ることが多い方がいます。もちろん正式な病名ではありませんが、このような行動形式をとりがちな方のことを「人間関係リセット症候群」と言う人もいるくらいです。
人間関係リセット症候群におちいると、人との深い関係性を構築できず孤独を感じたり、転職を繰り返したりしてしまうため、自分にとって不利な状況におちいる可能性もあります。
しかし、古い関係を一掃し新しいコミュニティーで関係を築くことに役立ったり、煩わしい対人関係を仕切り直したりすることもできるので、本人の気持ち次第で、良い方向にも悪い方向にも導くことができます。
そこで今回は、人間関係リセット症候群におちいったとしても良い方向に導いていけるよう、レジリエンスを鍛える方法について考えていきたいと思います!
人間関係リセット症候群のメリットとデメリットとは?
心機一転し新しいことにチャレンジしたいと思う心理は、誰にでもあるものです。
転職や卒業、引っ越しなどを機に人間関係をリセットして新たな門出を迎えたという方も実は多いのではないでしょうか。
求められている場所で「自分らしさ」を発揮することで、良好な人間関係を築くことができるのであれば、リセットという選択肢もアリではないかと思います。
では、人間関係リセット症候群のメリットとデメリットについていくつかあげてみたいと思います。
<人間関係リセット症候群のメリット>
・煩わしい対人関係を一掃でき、清々しい気持ちになれる
・つらい思い出を忘れることができる
・合う仲間との時間を過ごすことができる
・自分らしさを発揮できるチャンスになる
<人間関係リセット症候群のデメリット>
・大切な人を失う可能性がある
・人と深く付き合うことが難しくなる
・孤独を感じる
一人ひとり異なる「自己肯定感の源」とは?
人間関係リセット症候群におちいりやすい人は、相談できる相手があまりおらず、完璧主義でネガティブ思考な面があるようです。
思い当たる方は、今からお伝えする「自己肯定感の源」について考えてみましょう。
自己肯定感を高めるポイントは、実は人によって異なります。
自分がどのタイプに該当するか?見つけてみましょう!
①自分の個性を認められたい
自分にしかできないことを認められるとモチベーションが上がります。
②人からほめられたい
感謝の言葉やねぎらいの言葉をかけてもらうとモチベーションが上がります。
③仲間に入れてもらいたい(チームワークが得意)
仲間と一緒に取り組んでいる時にやる気が出ます。
「一緒にやりましょう!」と声を掛けてもらえると、自己肯定感が高まります。
④正しく評価されたい
良い面も悪い面も率直に評価してもらうことで、モチベーションがアップします。
⑤自分のことを理解してほしい
自分のことを理解してほしい、分かってほしいという承認欲求が強い傾向があります。
しっかりと話を聴いてくれる人といると、自己肯定感が高まるでしょう。
⑥称賛(賞賛)されたい
人前で称賛されたり、讃えられたりするとやる気が湧いてきます。
⑦尊敬されたい
尊敬の眼差しを向けられていると、満足感が得られます。
⑧頼りにされたい
人から頼られたり、相談を受けたりすると活き活きと活動ができます。
⑨経済的に豊かになりたい
給料やボーナス、年収が上がると自分の価値が認められたと実感します。
⑩人の役に立ちたい
貢献できているという動機づけが、生きる原動力になります。
⑪成長したい
自分が向上し成長できていると実感できると、やる気がみなぎります。
⑫自分で決めたい(自由にやりたい)
自分でテキパキと決めて、自由な発想で行動することを好みます。
⑬社会的に意味あることを行いたい
自分のやっていることが社会の役に立っているという実感が、モチベーションの源になります。
⑭合理的に行いたい
効率的かつ合理的に行うことに達成感を感じ、モチベーションが高まります。
⑮楽しみたい
何事も楽しくやりたいという考えを持っています。
みんなで楽しくやっている時に、満足感を覚えます。
⑯愛し愛されたい
愛が感じられる時にモチベーションが上がり、満足感を得ます。
「愛」という言葉を話の中で使うことが多い傾向があります。
いかがでしょうか?
自分のやる気スイッチは見つかりましたか?
一つではなく、複数個該当した方も多いのではないでしょうか。
自分が幸せだと感じられる環境で、求められる人になれるのであればリセットすることも悪いことではないのかもしれません。
まとめ
今回は人間関係リセット症候群のメリットとデメリットについてと、15個の「自己肯定感の源」について考えてみました。
自己肯定感の源は、現状が「ありたい自分の姿」であるかどうかを見極めるポイントにもなります。
また、苦手な人と接する際にも自己肯定感の源を意識することで、円滑な対応ができるかもしれません。
ぜひ、意識して過ごしてみましょう。
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