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人生に悩んでいる人へ。ジョン・F・ケネディの名言「敵を許しなさい。ただし…」英語&和訳(偉人の言葉)

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はジョン・F・ケネディの名言をご紹介します。ジョン・F・ケネディ(1917~1963年)はアメリカ合衆国第35代大統領です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいジョン・F・ケネディの名言をご紹介します。

ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。

人生に悩んでいる人へ。ジョン・F・ケネディの名言「敵を許しなさい。ただし…」英語&和訳(偉人の言葉)

“Forgive your enemies, but never forget their names.”

「敵を許しなさい。ただし、その名前は決して忘れてはならない」
ジョン・F・ケネディ(アメリカ合衆国第35代大統領)

自分の非を認める。それは自分自身を救う。

以前あったことなのですが、電子レンジの上にお皿が置いてあったのですね。母親が置いたのですが、ちょうどそのお皿が電子レンジの扉の上に置いてあったのですよね。僕がそれに気付かずに電子レンジの扉を開けてしまったのですね。お皿が落ちて割れてしまった。
僕は怒ったのですね。母に対して「なんで扉の上にお皿置いたの。開けたとき落ちちゃうじゃん」。母は「なんで開ける前に確認しなかったの」と。けんかになってしまった。

自分の非を認める

仏教には「縁起」という教えがあるそうなのですね。これは「全ての現象、全ての存在は互いに深く関係し合っていて、完全に単独で存在するものなど何一つない」という考えで、例えばお米。お米は食べ物ですよね。お米が食べ物なのはそれを食べる人がいるからで、食べる人がいなければお米はただの植物になる。
人間の行動は全て他者との関係の中で起きている。誰かが間違いを犯したとき、その責任の全てがその人にあるとは言えない。そこには、そこに関わった人たちがいる。そこに影響を与えた人たちがいる。誰かが間違いを犯したとき、その責任はそこに関わった全ての人にあるのだと。

誰かが間違いを犯したとき、自分にも落ち度はあったのだと。相手だけが悪いのではない。そう思うと不思議と少し自分の気持ちも楽になるのですよね。
欲望とは求めることですよね。求めることとは恐怖なのですよね。
与えることは自分の意志ですよね。自分がやろうと思えばできる。相手の意志は関係ない。
もらうことは相手の意志なのですよね。自分がやろうと思ってもできない。相手次第。
求めることというのは相手の意志に身を委ねることなのだと。それは不安ですよね。恐怖ですよね。
悪いのは相手だと、自分は悪くない。そう思うと相手に反省を求めてしまう。謝罪を求めてしまう。
自分にも落ち度はあったのだと、相手だけが悪いのではない。そう思えば反省も謝罪も求めることはない。求めるものがなければ不安もない、恐怖もない。楽なのですよね。
自分の非を認める。それは相手のためではない、自分自身のためなのだと。自分自身を救うことなのだと。

人生に悩んでいる人へ。「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか?今回はジョン・F・ケネディの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『世界の偉人の名言(鈴木隆矢)』の『ジョン・F・ケネディの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ジョン・F・ケネディの名言を14句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

“An eye for an eye makes the whole world blind.”

「目には目をでは世界が盲目になるだけだ」
マハトマ・ガンジー(インド独立の父として知られる政治指導者)

“The weak can never forgive. Forgiveness is the attribute of the strong.”

「弱い者には許すことができない。寛容さとは強き者の特性である」
マハトマ・ガンジー(インド独立の父として知られる政治指導者)

“The quickest way of ending a war is to lose it.”

「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることである」
ジョージ・オーウェル(イギリスの作家)

お読みいただき、ありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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