300本塁打はジャッジの955試合が「最速」。400、500、600、700本塁打は誰の何試合目!?
アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、メジャーデビューから955試合で300本塁打に到達した。それまで、このマイルストーンに達した時点の出場試合が最も少なかったのは、ラルフ・カイナーだった。カイナーは、1087試合で300本塁打。ジャッジの955試合は、カイナーより132試合も少ない。
ちなみに、ジャッジが200本塁打に達したのは、671試合目だ。こちらは、史上2番目の少なさ。ライアン・ハワードの658試合に次ぐ。
100本ごとに区切ったホームランのマイルストーンに、最も少ない出場試合で到達した選手と、最年少で到達した選手は、以下のとおり。
ジャッジは、出場試合こそ少ないものの、年齢は32歳だ。アレックス・ロドリゲスが500本目のホームランを打った時の年齢、32歳と8日をすでに超えている。
A-RODは、1993年のドラフトでシアトル・マリナーズから全体1位指名を受け、翌年の夏、18歳でメジャーデビューした。一方、ジャッジは、2010年のドラフトでオークランド・アスレティックスから31巡目・全体935位に指名されたが、入団せずに大学へ進み、その3年後にヤンキースから全体32位指名を受けた。メジャーデビューしたのは、2016年の夏。当時の年齢は24歳だった。
400本以上のホームランを打った58人のうち、メジャーデビュー時の年齢が24歳以上の選手は、ネルソン・クルーズ(464本)とジェイソン・ジアンビ(440本)しかいない。それぞれ、25歳と24歳でメジャーデビューした。その下の23歳でメジャーデビューも、マイク・ピアッツァ(427本)とアルフォンソ・ソリアーノ(412本)だけだ。
あとの54人は、いずれも、22歳以下でメジャーデビューした。600本塁打以上の9人に限ると、いずれも、メジャーデビュー時の年齢は21歳以下だ。
ジャッジは、クルーズの464本塁打を上回ると、24歳以上でメジャーデビューした選手の最多記録を塗り替える。さらに、500本塁打に到達すれば、メジャーデビュー時の年齢が24歳以上の選手では史上初となる。
2022年のオフに、ジャッジがヤンキースと交わした9年3億6000万ドルの再契約は、2031年まで続く。
8月16日、956試合目に出場したジャッジは、301本目のホームランを打った。