【新潟・長岡】限定酒やグルメも楽しめる!吉乃川 酒ミュージアム「醸蔵」
新潟・長岡のレトロな街並みが残る摂田屋地区。酒造メーカーの吉乃川は、2019年に【吉乃川 酒ミュージアム「醸蔵」】をオープン。
酒処長岡の酒造りの資料を見学できるほか、バーでは蔵限定のお酒も飲めるなど、日本酒好きには堪らない施設です!
≪新潟で最も古い酒蔵のミュージアム≫
長岡駅のお隣、JR宮内駅より徒歩10分。日本酒のほかに、味噌や醤油など、醸造の町摂田屋(せったや)地区。酒造メーカーの吉乃川は戦国時代の1548年に創業した、新潟に現存する酒蔵では最も古い老舗です。
ミュージアムの「醸蔵」は大正期の建物で、1階が瓶詰め工場、2階は蔵人たちが生活する部屋として使われたのち、倉庫として利用。国の登録有形文化財に指定された建物です。
中は柱のない広い空間で、天井は世界遺産の富岡製糸場にも採用されたトラス構造で屋根を支えます。
古くから使われている酒造りの道具や、吉乃川の古い酒瓶、歴代のラベルなどを展示しています。
酒造りを体験できるゲームも用意。タブレットを使って蒸した酒米に麹菌を振りかける「種付け」やアルコール発酵した醪(もろみ)からお酒を抽出する「搾り」などの工程を体験。ついつい夢中になってしまいました。
≪醸蔵SAKEバーでは「蔵限定酒」も楽しめる≫
ミュージアムの一画には「醸蔵SAKEバー」があります。お酒の飲みくらべやミュージアムでしか飲むことのできない限定酒まで用意。館内で醸造されるクラフトビールも試せます。
試飲は1杯¥300から。古酒飲みくらべや、8銘柄の30分フリーテイスィング¥1,200など、気になるメニューが盛りだくさん。おつまみも¥400から用意します。
必ず試しておきたいメニューが、ここでしか飲めない醸蔵限定酒。
この日は「純米 無濾過原酒」で、新潟県産の酒米 “五百万石” を100%使ったお酒を用意。無濾過なので絞りたてのような濃厚さで、米の旨味や酸味も感じられるスッキリとした味わいでした。
醸蔵限定販売のお酒もSAKEバーで試せます。
「醸蔵 生原酒」はアルコールが20度で、パンチはあるけど飲みやすい口当たり。ミュージアムショップでも売られます。瓶は昔ながらの機械栓で、醸蔵の屋根をモチーフにしたロゴマークが入るので、お土産にぴったりです。
大きさが3倍もある長岡名物「あぶらげ」は摂田屋にある佐野屋の揚げを使い、中がふわふわ。ほろ苦いふきみそと相性抜群です。お醤油も地元の「越のむらさき」が用意され、日本酒のおつまみに最適。
「鶏のかぐら南蛮みそ和え」は、吉乃川の酒粕に漬けた鶏肉がとっても柔らか。長岡グルメの “かぐら南蛮みそ” のピリ辛がアクセント。お酒が進む味でした!
試す機会の少ない古酒を飲みくらべできるのはうれしいですね。ウイスキーのフラスコボトルを思させる瓶に入った長期熟成「悠久乃杜」はビンテージ感たっぷり。
精米歩合60%の純米酒を使った淡熟の古酒は、2000年、2005年、2010年の3種類を用意。琥珀色の濃淡やキレの良さ、苦みなどの違いや変化を楽しめるとても貴重な機会です。
※2000年は完売のため、現在は2002年を提供中。
「特別純米 極上吉乃川」や、白ワインのような口あたりの「PAIR 純米酒」、さらに吟醸 極上吉乃川の吟醸粕を使った「極上吉乃川 吟醸焼酎」など8銘柄をお好みで楽しめます。
酒ミュージアム醸蔵内ではクラフトビールも製造。日本酒の仕込水や米こうじを副原料に使った酒蔵ならではのクラフトビールです。味はヴァイツェン、ペールエール、IPAの3種類。
≪必ず見ておきたいミュージアムショップ≫
前出の醸蔵限定酒や季節限定品のほか、吉乃川の大半のお酒が手に入るミュージアムショップ。珍しい仕込み水「天下甘露泉」も売られます。
お酒が好きなら、必ずのぞいておきましょう。自分へのお土産もお忘れなく!
吉乃川 酒ミュージアム「醸蔵」
住所:新潟県長岡市摂田屋4-8-12
営業時間:9時30分から16時30分
定休日:火曜日※祝日の場合は翌水曜日が休み
詳細はこちらをご覧ください 公式ホームページ(外部リンク)
取材協力:吉乃川