あと1試合ずつを残し、アライズは打率.314、大谷は打率.310。大谷が三冠王となるには…
9月28日が終わった時点で、ナ・リーグの打率トップ2には、.314のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)と.310の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が位置している。
アライズは、この日の試合には出場しなかった。一方、大谷は、5打数2安打を記録した。シングル・ヒット、遊撃ゴロ、四球、シングル・ヒット、ライト・ライナー、二塁ゴロだ。
パドレスもドジャースも、レギュラーシーズンの残りは、あと1試合。その試合は、どちらも、9月29日の同じ時刻に始まる。日本時間の9月30日、午前4時10分から、パドレスはアリゾナ・ダイヤモンドバックス、ドジャースはコロラド・ロッキーズと試合を行う。
ここからの打数(0~6)とヒットの本数により、アライズと大谷の打率は、以下のようになる。なお、試合に出場しても、0打数ということもある。例えば、4打席のいずれも四球なら、打数は記録されない。
ここまでは、アライズが634打数199安打、大谷は632打数196安打だ。打数は2、安打は3本しか違わない。そのため、2人がまったく同じ打数と安打、打率で並び、レギュラーシーズンを終える可能性もある。ちなみに、長打は、どれも大谷のほうが多い。アライズは、31二塁打、3三塁打、4本塁打。大谷は、38二塁打、7三塁打、54本塁打だ。
大谷が首位打者を獲得し、三冠王となるには、少なくともあと2安打が必要だろう。アライズが6打数0安打、大谷が1打数1安打なら、大谷の打率.311はアライズの打率.311をわずかに上回るが、大谷が2打数以上で1安打以下の場合、アライズは6打数0安打でも、大谷を抑えて首位打者のタイトルを手にする。
ナ・リーグの打率ランキングで2人に次ぐ、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、9月28日の試合で3打数0安打に終わり、打率は.308から.306に下がった。ただ、オズーナが首位打者を獲得する可能性も、薄れつつあるとはいえ、完全には消滅していない。ブレーブスは、あと3試合を残している。