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これからはドヤ顔で使える「そら豆」を発酵させた調味料「豆板醤」の知ったらちょい入れしたくなるテク

こんにちは!

発酵を切り口に食生活と心を彩る、発酵・フードデコレーターのRisaです。

10年に渡り、発酵調味料の商品開発やレシピ開発に携わり、今や時間に追われ続ける兄弟ママの私が、調味料の特性を生かした「簡単・時短レシピ」をお届けしています。乳幼児食指導士や薬膳アドバイザーの資格も持つ私目線で食のあれこれをつづっていきます。

今回は、そろそろスーパーでも見かけるようになってきた

「そら豆」

実は、そら豆を発酵させた調味料が「豆板醤」って

ご存じでしたか?

今回は、そんな「豆板醤」の特徴や使い方

について綴ります!

そら豆がそろそろスーパーに出回りますね!
そら豆がそろそろスーパーに出回りますね!

今日のキーワードは2つ
①豆板醤は発酵調味料
②豆板醤は旨味の調味料

<目次>

  • 豆板醤ってどんな調味料?
  • 豆板醤は辛いだけじゃない!
  • 豆板醤の具体的な使い道とは?

豆板醤というと、

"辛みのあるペースト"というイメージでしょうか?

まずは、豆板醤って何者?についてご紹介します。

<豆板醤とは>

豆板醤は、中国の発酵調味料です。

具体的には、空豆、唐辛子、米麹、塩を混ぜて熟成(発酵)させたものです。

これが豆板醤の原料

簡単なイメージとしては、

日本でよく使われる 味噌の"辛い版"

味噌は、大豆を主原料にしますが

豆板醤は、空豆を主原料にします。

<各々の原料>
米味噌 → 大豆、米麹、塩 (、水)
豆板醤 → 空豆、米麹、塩、唐辛子 (、水)

<豆板醤は辛いだけじゃない!>

さて、材料について触れたところで

豆板醤の使い方について…に移ります!

豆板醤=辛みをつける調味料

という認識だけでは、少しもったいないんです

実は "旨味の調味料" として使える調味料。

前述した通り、豆板醤の主原料は空豆。

その空豆には、たんぱく質が多く含まれています!

たんぱく質は、
米麹に付着するコウジカビの酵素によって
旨味の成分 ペブチドやアミノ酸 に分解されていきます。

よって豆板醤は、旨味をつけるたのペースト

(ただし唐辛子が含まれるので辛みがある。)

として利用できるわけです。

<豆板醤の具体的な使い道とは?>

さて!

肝心の"コクだし、旨味付けの調味料"としての

使い方のご紹介です。

麻婆豆腐など、

コク旨味の強い中華料理に利用するのは

万人が知る使い方ですよね。

その他の使い方はこちらです!

・カポナータやミートソースなど、いわゆるトマト煮込みに少し入れる。

・ミートボールやハンバーグなどの挽き肉料理に少し混ぜる。

・お味噌汁にちょい入れする。

・カボチャのサラダなどのチーズやマヨネーズと合わせるサラダにちょい入れする。

案外、色々と使える子なんです

ボロネーゼにもスプーンいっぱいの豆板醤を
ボロネーゼにもスプーンいっぱいの豆板醤を

是非、ちょい足しから始めてみてくださいね!

今回は、

豆板醤の材料やでき方から

特徴を生かした使い方をご紹介しました!

是非、ご自宅の冷蔵庫事情、ご家族の好みに

合わせて応用してみてくださいね♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

発酵・フードデコレーターRisa

発酵を切り口に食生活や心を彩るお手伝い/おうちの発酵調味料を使い倒せ!食品メーカーでの開発経験を元に、調味料の特性を生かした時短レシピやお料理アイデア、調味料豆知識を綴ります。 〈経歴など〉1歳4歳の兄弟の母。6年間、食品科学を専攻、学生時代から発酵について学んでいます。〈保有資格〉フードスペシャリスト、乳幼児食指導士、惣菜管理士、ショコラアドバイザー、食品表示管理士、薬膳アドバイザー、食生活アドバイザー…など

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