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太陽系外に続々と発見される「驚異の惑星」ホットジュピターやエキセントリックプラネットとは?

ホットジュピターのイメージ図©NASA

最近は宇宙望遠鏡による太陽系外惑星の発見が相次いでいますね。中には地球に似た惑星も多く見つかっています。

本記事では、系外惑星の発見の歴史や、驚くべき特徴を持った惑星たちを紹介していきます。

97光年先に「水の惑星」を発見!?

■1995年、初めて太陽系外惑星を発見

皆さんは宇宙には地球のような惑星は溢れていると思いますか?実は1995年まで太陽系外に惑星は見つかっていませんでした。太陽系外にも惑星は存在するはず、というのは天文学者の多くが予想はしていましたが、それを観測する方法がなかったのです。

そして、1995年にドップラー法によるペガスス座方向に初めて系外惑星が発見されたのです。この惑星は公転周期が何と4日!地球の365日と比べてとても短く、天文学者も予想外だったので見つけるのに時間を要したのです。

■2005年、地球型惑星「スーパーアース」を発見

最初の系外惑星発見から10年後、2005年には地球の数倍程度の質量を持つ岩石型惑星「グリーゼ876d」が初めて発見されました。この発見により、実際に太陽系外にも地球のような惑星が存在することがわかったのです。これらの地球より大きな岩石惑星を「スーパーアース」と呼んでいます。

■2019年、水分を含む惑星を始めて発見

スーパーアースのイメージ図©NASA
スーパーアースのイメージ図©NASA

2019年には、地球から124光年離れた場所に大気に水蒸気が含まれているスーパーアース「K2-18b」が初めて発見されました。この惑星は地球の2倍程度の大きさで、表面に液体の水でできた海が存在する可能性が示唆されてます。

更に、地球上では生命からしか生成されることのない、ジメチルスルフィドが存在していることも話題となりました。このスーパーアースはハビタブルゾーンに位置しています。我々生命は、海で色々な元素がかき混ぜられて誕生したと考えられているため、この惑星も生命が存在する可能性が十分にあると考えられています。

■「ホットジュピター」と「エキセントリックプラネット」

ホットジュピターのイメージ図©Detlev Van Ravenswaay/Science Photo Library
ホットジュピターのイメージ図©Detlev Van Ravenswaay/Science Photo Library

スーパーアース以外にも珍しい惑星をご紹介します。まずは、ホットジュピターと言って名前の通り「熱い木星」です。ホットジュピターは木星のような巨大ガス惑星ですが、太陽系とは違い中心の星のすぐ近くを回っているため、表面が灼熱になった惑星なのです。絶対に住みたくないですね。

次の惑星は、エキセントリックプラネット。アニメの必殺技のような名前ですね。地球のような惑星は太陽の周りをほぼ円形で回っていますが、エキセントリックプラネットはなぜかもの凄い歪んだ軌道で回っている、名前の通り奇妙な惑星なのです。太陽系で言うと、ハレー彗星のような楕円形の軌道をしています。なぜこのような奇妙な軌道になったかはわかっていませんが、一説としては周りの大きな惑星の重力の影響から、軌道を大きくゆがめられてしまったと考えられています。

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