昭和60年創業で今年39年目〈福岡県庁の目の前にある〉地域に根づき愛され続けている長浜ラーメンの名店
地域に愛され続けている名店がある
昭和60年創業の福岡市博多区千代の〈長浜ラーメン一龍亭〉。今年39年目を迎える長浜ラーメン店は、お昼時には行列ができる人気店。ご家族で経営されているお店で、40年近い歴史のある老舗店だけど、店内は常にきれいに保たれていて入りやすい。入口すぐの手前側には、テーブル席が並び、その奥の厨房前には、カウンター席がある。また店内を切り盛りされている店主の方と、女性スタッフのみなさんの明るくキビキビとしたオペレーションがとても心地よく、お店の雰囲気を素敵に盛り上げている実感。
福岡県庁の目の前にある〈長浜ラーメン一龍亭〉
隠れた名店と言いたいところ。だけど、お昼時の「ランチタイム」には、地域の方々を中心とした「行列」ができるくらいだから、まったく隠れてはいない名店だ。
メインの「ラーメン」は、豚骨でありながら、あっさりとした熱々のスープで、醤油系の旨みあふれるカエシがキリッと効き、脂感もちょうど良い塩梅。まさに昔懐かしい長浜系の美味しい豚骨ラーメンを提供している。
歯切れのいい超極細麺はスープとの相性も抜群
脂感のある旨み溢れるスープが、パツンとした歯切れのいい食感の「超極細麺」によく絡んで、相性抜群。やみつきになる美味しさがある。
距離があっても足を運んで食べたい一杯
さて、最近の出来事である。予定が急にぽっかりと空いた午後。速攻で、千代の名店へ訪麺する計画を頭の中で立てる。腹ペコのまま、地下鉄空港線の「赤坂駅」から二駅の「中洲川端駅」で途中下車。そのまま地下鉄箱崎線に乗り換え「馬出九大病院前駅」で最終下車。〈長浜ラーメン一龍亭〉には13時過ぎに到着した。
カエシの効くスープにハマる極細麺の個性
先客は多数だったけど、右手前の大テーブル席には、先客がドンと存在しつつ、空きがある左手前席になんとか着座できた。予め決めていた「きくらげラーメン」をすぐさま注文し、待つことしばし。『お待たせしました』と着丼のラーメンは「超」がつく極細麺と、カエシの旨みがしっかりとした熱々の豚骨スープ。その麺とスープの両輪の相乗効果もあり、いつもながらの至福の一杯。「ああ、コレだよコレ!」と、頭の中で追想してしまう。
麺が細い分、あまり熱さを感じずに、夢中に啜り続けられる喜びと、食べても食べても旨さが続き、麺とスープの虜になりながら、啜っては飲み、啜っては飲みを無我夢中で繰り返し、あっという間に完食。とても美味しくいただきました。
現在のメニュー構成(一部)は以下の通り
相変わらずリーズナブルな価格設定の「ラーメン540円」「替玉110円」。トッピング付のラーメンが「もやしラーメン640円」「きくらげラーメン640円」「わかめラーメン640円」「シナチクラーメン700円」「ワンタンメン700円」。麺とスープが大盛りの「大盛ラーメン670円」と、チャーシュー盛り盛りの「チャーシューメン860円」もラインナップ。
人気のサイドメニューや名物「辛子高菜」のお供に
お昼時は、野菜たっぷりな「チャンポン700円」や「ラーメン定食(餃子・ごはん・小鉢付)870円」などもボリュームがあり人気。単品の「餃子(6コ入)300円」や名物の「辛子高菜(テイクアウトもできる)」のお供に「ごはん」もピタッとハマる。さらに人気があるのが「焼めし」類。スープ付はプラス30円でOK。
ちなみに近隣には、博多ラーメン発祥のお店の一つとして有名な「博龍軒」や老舗の「長浜ラーメンぶんりゅう」、話題の「駒や創業店」、豚骨系の新店「拉麺◯△□」、煮干系の新店「煮干専門あたふた」などのお店が密集していて、この辺り一帯が「ラーメン激戦区化」している印象。ただ、連麺したいお昼時には、この「博多区千代〜東区馬出エリア」は、最適解な場所かもしれない。
市営地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」駅4番出口から歩いて3分ほどで、同じく「千代県庁口」駅の7番出口から徒歩で6分ほど。JR「吉塚駅」の西口から徒歩で9分ほどという立地。行ってみる価値のあるお店なので、福岡にお越しの際はぜひ。
住所 :福岡県福岡市博多区千代4丁目31-3[地図]
営業時間:11時00分~21時00分[月曜〜金曜]
:11時00分~15時00分[土・日・祝]
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり