初日の出の天気は?元日の各気象会社の予報
2014年元日の天気について、各気象会社の予報が出そろってきました。初日の出が見られる天気になるのでしょうか。
元日の朝は、「日本海側は曇りや雪」「太平洋側は晴れ」の冬型の気圧配置。ただ、年末寒波と新春寒波の間で、冬型が少し弱まるので、日本海側でも絶望的ではありません。
27日午前11時現在の、元日の各社の予報は以下の通りです。私個人の解説と合わせて書いておきます。
<札幌>
ウェザーマップ:曇り一時雪
ウェザーニューズ:曇りときどき雪
日本気象協会:曇り一時雪
北海道の西海上から雪雲が流れ込みます。ただ、ちょうど初日の出の頃が、次の活発な雪雲が来るまでの「小休止」時間にあたるチャンスもわずかに。初日の出が見られる確率は、現時点で20%ほど。
<東京>
ウェザーマップ:晴れときどき曇り
ウェザーニューズ:晴れときどき曇り
日本気象協会:晴れときどき曇り
関東北部や西部の山地で雲がせき止められて、関東平野は乾燥した晴天になりそう。例年同様、晴れる確率が高く、初日の出が見られる確率は、現時点で80%ほどです。
<大阪>
ウェザーマップ:曇りときどき晴れ
ウェザーニューズ:曇りときどき晴れ
日本気象協会:曇りときどき晴れ
雲は日本海側止まりで、大阪周辺は晴れそうです。ただ、西風になると、瀬戸内海方面をまわってきた雲がかかる可能性あり。初日の出が見られる確率は、現時点で70%ほどと見ています。
<福岡>
ウェザーマップ:曇り
ウェザーニューズ:曇り
日本気象協会:曇りときどき晴れ
玄界灘から雲が流れ込みます。ただ、強い冬型ではないので、雲がまばらに広がって、晴れ間の出るチャンスも。初日の出が見られる確率は、現時点で50%ほどです。
<那覇>
ウェザーマップ:曇りときどき晴れ
ウェザーニューズ:曇りときどき雨
日本気象協会:曇り一時雨
沖縄のすぐ近くで前線や低気圧が発生。雲が広がりやすく、雨の可能性もあります。初日の出が見られる確率は、現時点で30%ほどと見ています。
複数の予報をどう使うか?
各社で予報がバラバラになることもよくありますが、今回は今のところ那覇以外、おおむね一致しています。
複数の予報があると、「どれを信じたら良いか分からない」という声が出ます。ただ、様々な見解の情報が存在するという流れは、もう後戻りしないと思います。これは、天気予報にかぎったことではないかもしれません。
見解が一致している時は、それだけ、起こる確率が高いと読み取ることができますし、一方で、見解がバラけている時は、幅を持った見方をするのが、賢い情報の使い方だと思います。
どの天気予報・解説が信頼できるか、自分に合っているかを、普段からぜひ比べてみてください。
各地の年末年始の最新予報は以下で
■ウェザーマップ:http://consult.weathermap.co.jp/(画面右の「10日予報」で)
■ウェザーニューズ:http://weathernews.jp/map/
■日本気象協会:http://tenki.jp/
なお、年末年始は、立て続けに寒波がやってきます。雪や強風による交通機関の乱れや、山での遭難、雪山での雪崩などに注意が必要です。