年末年始は“連続寒波” 交通機関の乱れなどに注意を
2013年から2014年にかけての年末年始は、「年末寒波」と「新春寒波」、立て続けに寒波がやってきます。
昼間が長くなっても寒さはこれから
冬至を過ぎて、昼間の時間は少しずつ長くなり始めていますが、北極圏やシベリアに蓄えられている寒気の放出はこれから本格化。年末年始は、寒気が波のように次々やってくることが増え始める時期です。
年末寒波
まずは、年末寒波。
27日(金)から日本列島を覆い始めて、到達に時間がかかる関東でも28日(土)には、気温が低下。日本海側は広く雪で、今季一番の降り方になる所もありそう。29日(日)までがピークです。
新春寒波
年明けには、新春寒波がやってきます。
早ければ、1月2日(木)か3日(金)頃から、遅ければ4日(土)頃から列島へやってきて、さらに、仕事始めの人も多い6日(月)頃にも寒波。寒さがいっそう厳しくなって、日本海側は大雪になる恐れもあります。
雪や強風の交通機関への影響、また、山での遭難や、雪山での雪崩なども心配です。
「黄信号」の情報として
こういった情報を受け取った時、どう感じますか?
「予定を全部キャンセルしよう」と決められるほど、全ての地域が赤信号ではありません。
「どうせ他の地域の話、ここは大丈夫」ととらえられるほど、青信号でもありません。
現時点では、「黄信号」的に注意を払っていただきたい状況です。
12年前、新春寒波によって名古屋周辺など東海西部で大雪が降って、鉄道・高速道路が大混乱となったことがあります。ちょうど、関西から関東へUターンする日だったので、よく覚えています。
夜から名古屋周辺で雪の可能性があったので、夕方までに名古屋を抜けようと考え、早めに出て正解。翌日の仕事に行くことができました。 起こり得ることの「可能性」を知っているだけでも、リスクは格段に減らせます。
自分の住む・行く地域は、「黄信号」が「赤信号」に変わらないか、この年末年始はできれば毎日、気象情報のチェックをお願いします。