先延ばしにする子の5つの特徴【現役教師が解説!】
連休前の金曜日、放課後遅くまで片付けをしている子がいました。私は「朝、片付けをしようねって言ってたのに」と思ってしまいました。
「今やらなくても、まだ大丈夫」「あとでいいや」と、つい後回しにしてしまう子どもたち。今日は、そんな子どもたちの心の中と、私が担任として気をつけていることを解説します。
先延ばしにする子の5つの特徴
1. 「まだ時間ある」が口ぐせ
期限が見えているのに、余裕があると思いこんでしまいます。「明日の朝やれば間に合う」と言って、結局朝は慌ただしくなるKくん。でも、その時の焦りはすぐに忘れてしまうようです。
2. 取りかかりに時間がかかる
準備を始めるまでに、いろいろな理由をつけて時間を使います。宿題を始める前に、「鉛筆削らなきゃ」「消しゴム探さなきゃ」と、次々と違うことを始めるSくん。気づけば、あっという間に時間が過ぎています。
3. 楽しいことを優先する
やるべきことより、好きなことを選んでしまいます。漢字練習そっちのけで、休み時間の遊びの計画を立てているNさん。「宿題は夜やるから!」が口ぐせです。
4. プレッシャーに弱い
失敗を恐れて、始めることができません。「ちゃんとできるかな…」と心配で、家庭科の裁縫に針すら通せないRくん。でも、時間に追われると、かえって雑になってしまいます。
5. 計画性に欠ける
時間の使い方が上手くできません。「こんなにやることあったの!?」と、提出日前日に慌てふためくHさん。時間の見通しを立てるのが、まだ難しいようです。
まとめ
先延ばしにする子どもたち。その裏には、「失敗したくない」「めんどくさい」「自信がない」など、様々な気持ちが隠れています。叱るだけでは、その不安な気持ちはなかなか解消されないものです。
でも、少しずつでも「やってよかった」という経験を積み重ねることで、子どもたちは変わっていきます。大切なのは、その一歩を踏み出すきっかけづくりなのかもしれません。
ちょこっとアドバイス
大きな課題は小分けにして、「まずはここまでやってみよう」と提案してみましょう。小さな達成感が自信につながります。
「早くやりなさい」ではなく、「いつやるのが一番いいと思う?」と、一緒に考える時間を作りましょう。時には「先にやってしまうと、あとが楽しいよ」と、具体的なメリットを示してあげるのも効果的です。
ナナホシのおすすめ記事がLINEに届きます︕
忙しいママや先生に知ってほしい教師の試した「教え方」と「子育て術」をまとめてお届けする、ナナホシ「教師の試した教え方と子育て術」の配信が9月25日からスタート。
毎週火曜日と金曜日の20時00分にお届けします。「子育ての手間を減らしたい」そんな方は、ぜひ友だち追加してください。
<友だち追加の方法>
■下記リンクをクリックして友だち追加してくださいLINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクは「Yahoo!ニュース エキスパート」との取り組みで特別に設置しています。
読んでくださりありがとうございます
この記事を読んで、「あ、これ試してみよう」と思ってもらえたら嬉しいです。私のプロフィールや他の記事もぜひご覧になってください。よかったら、下にある「学びがある」「わかりやすい」「新しい視点」のどれかのボタンを押してください。「フォロー」していただけると、嬉しいです!