【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part292:夫婦間でも敬語を使う!他
みなさん、こんにちは~!
今日も楽しく韓国ドラマの不思議を紹介していきますよ~!
このシリーズは、ただ、韓国ドラマのなかに出てくる不思議な行動やシーンを紹介するだけではありません!
なぜそのような行動につながるのか、韓国の文化や習慣、社会事情などを交えながら詳しく解説していきますよ^^
韓国のことをもっと知りたい!韓国ドラマをもっと楽しみたい!という方には、特にオススメの内容になっています!ぜひ、最後まで読んでみてくださいね☆
それでは、今回の不思議を見ていきましょう!
今回は、結婚・夫婦にまつわる不思議を紹介していきます♪
一つ目はこちら~
「親しき中にも礼儀あり?!夫婦間といえども敬語を使う!」
みなさんのなかには、ご結婚されている方もいらっしゃると思いますが、ふだん夫婦で会話するとき、相手に対して敬語って使いますか?
日本の場合、敬語を使って会話している夫婦というのは意外と少ない気がします。
しかし、韓国ドラマのセリフを聞いていると、夫婦のあいだでの会話でも敬語が使われていることが多いんです!
日本語字幕だけ見ていると、敬語を使った会話になっていない場合もあるのですが、劇中で話しているセリフをよく聞いてみると、きちんと敬語を使って話していることが多いんですよ。
特に妻が夫に対して敬語を使っているシーンがよく見られますね。
なぜ、妻が夫に対して敬語を使うことが多いのか、その理由が気になりますよね。
それは、妻より夫の方が年上の場合が多いからなんですね。
もちろん、現在は色々な夫婦のかたちがありますし、夫の方が年下ということもめずらしくないですよね。
でも、昔はどちらかというと夫の方が年上という夫婦が多い傾向にありました。
そのため、この夫婦間で敬語を使うというのも、比較的に年配の夫婦・熟年層の夫婦のあいだに多く見られます。
夫婦は必ずしも敬語を使わなければならないというわけではありませんが、これには儒教の教えが関係しています。
このシリーズではおなじみの話にはなりますが、儒教の教えが色濃く残っている韓国では、年上の人や目上の人には敬語を使うというマナーがあります。
もちろん、日本でも年上や目上の人には敬語を使うことがマナーとされていますが、韓国の方が、より厳格に守らなければならない礼儀作法として浸透しているんです。
そのため、夫婦といえども年上の夫に対して敬語を使って会話するという習慣が残っていたんですね。
「甘くない女たち~付岩洞〈プアムドン〉の復讐者~」や「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」、どちらのドラマでも敬語を使って夫婦で会話しているシーンを見ることができますよ。
夫婦なのに敬語を使って会話するというのは、日本人からすると少し他人行儀な感じもしますよね。
ただ、最近は時代の変化やライフスタイルの変化もあり、年齢差があっても敬語を使わないという夫婦も増えています。
それでも、互いの両親や親戚の前など、時と場合に応じて話し方を変えるということはありますよ。
年上や目上の人を敬う儒教の精神が、こんなところからも垣間見えますね!
二つ目はこちら~
「結婚式のグローブって飾りじゃないの?!」
つづいては、結婚式の際に見られる日韓の違いを紹介します!
洋装の場合、新郎は一般的にフォーマルタキシードを着用することが多いですよね。
その際、新郎は実際に手に着用することはありませんが、白いグローブを飾りとして持って歩きます。
これは欧米由来の洋装のマナーで、次のような意味があります。
・結婚式というハレの日なので争いはしない!
・武器は持たない!
結婚式の際に白いグローブを実際には着用しないのには、このような意味があり、戦う意志はないということを間接的に表しているんですね。
しかし、韓国の結婚式では、新郎がしっかりとグローブを着用しています!
しかも、新郎のみならず、チマチョゴリで正装した両家の母たちもはめているのを見かけることもあります!
欧米から伝わるマナーを考えると、これはどういうことなのかと驚いてしまいますね!
韓国ではなぜそうなのか、はっきりした理由は分からないのですが、昔軍事主義的な文化が強い時代がありました。
その時代の韓国では軍服が正装として扱われ、軍の任官式やパレードの際にはグローブを着用していました。
軍服が正装ですから、この時代は結婚式の際にも新郎は軍服を着用していたんです。
今でも新郎や両家の母親が結婚式で白いグローブを着用しているのには、軍服にグローブという当時のスタイルが浸透し、残っているからではないかといわれています。
その時代の名残から、韓国独自のフォーマルスタイルとして定着したのかもしれませんね!
いかがでしたか?
今回は、結婚や夫婦にまつわる不思議を2つ紹介しました!
こうしてみると、日本との違いが意外と多いですよね!
それでは、また次回もこのシリーズでお会いしましょう!
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