福島区にある喫茶店「ラ・テーム」さんのモーニングは、飲み物を基準に選ぶスタイル。飲み物を選ぶと、トーストとたまごがついてきます。純喫茶では珍しいですね。

朝食で味わう純喫茶のバナナジュースは、やみつきになりそうです。

こちらのお店、大御所芸人さんがよく利用していた喫茶店でもありました！

大通り沿いの喫茶店「ラ・テーム」

JR東西線「新福島駅」の2番口から歩いてすぐ。
曽根崎通り沿いに、昔ながらの喫茶店が見えてきます。

今回ご紹介する「ラ・テーム」です。

「ラ・テーム」の創業は1950年。
こちらのビルができた次の年にオープンしたのだそうです。

洋食メニューが豊富にあることがお店の外からも分かり、食欲がそそられます。

レトロでこだわりを感じる店内

店内はとってもレトロで、色使いが素敵なんです。

深みどり色のタイルの壁が、個人的に一番ツボでした。
アンティークの照明やテーブルとよく馴染み、独特でありながらも落ち着いた雰囲気です。

色鮮やかなステンドグラスやレンガの壁にも、こだわりを感じます。

カウンターの奥にもテーブル席があり、予想以上に広いお店でした。

快適な室温なのですが、すべてのテーブル席にうちわがセットされています。それもイスの数だけあるんです。ここしばらく真夏のように暑いので、嬉しいお気遣いだと思ったのでした。しかし、こんなに暑いのにまだ6月だということが怖く思えてきます。

飲み物を自由に選べるモーニングセット

朝にお邪魔したので、モーニングセットを注文しました。

「ドリンク代をいただいたら、モーニング（トーストとたまご）がついてきます。ドリンクはどれでもいけますよ。クリームソーダにする人もおられますよ！」 と店主さん。

たまごは、ゆで卵か目玉焼きから選ぶことができました。

ドリンクの種類が豊富なので迷います。 左の列すべてから選べるんです。
クリームソーダやレモンスカッシュもすてがたいけれど、バタートーストとたまごを食べるということは……。と考え、バナナジュースにしました。

バナナジュースは500円。バタートーストと目玉焼き、千切りキャベツがついてきました！

バナナジュースがとっても濃厚でおいしい。
バナナジュースの効果なのか、モーニングとしてはボリュームがあるように感じました。そして、何度でも通いたいくらい気に入りました。

さんまさんが昔よく利用されていたそう！

「ラ・テーム」には、明石家さんまさんが若い頃によく来られていたそうなんです。

昔は、さんまさんのお家に出前にも行っていたんだとか。近所に住んでおられたのかと思いきや、なんとこのビルの上にお住まいだったとのことでびっくりしました。

カウンター内には、直筆のサインもありました。

このサインは、大阪で撮影があったときに立ち寄ってくれて、書いてもらったのだそうです。

「久しぶりやなぁ」「全然変わらんなぁ」なんて会話したんだとか。 久しぶりにさんまさんと再会して、大笑いしたんだそうですよ。 さんまさんはオフショットでもとっても明るい人のようです。お話を聞いている私も楽しい気分になりました。

「ラ・テーム」の店主さんも、とっても気さくで楽しい方です。
明石家さんまさんとゆかりのある純喫茶へ、ぜひ行ってみてください。