半袖姿で街を歩く人がまだまだ多い大阪ですが、もうすぐ11月がやってくるようです。おでんや煮込み料理がいつも以上においしく感じられる季節ですね。

今回は、どうしても食べたかったあれこれをもとめて、「正宗屋 相合橋店」さんへ行ってきました。

お目当てはどて焼きとカステラ

道頓堀川の南側。相合橋筋商店街にある大衆酒場、「正宗屋 相合橋店」さんです。

こちらで猛烈に食べたいと思っていたもの。
それは、名物のどて焼きと魚卵で作られたカステラです。

瓶ビール、カステラ、どて焼きが速やかに卓上にならび、素敵なトライアングルができました。この卓上の景色がたまりません。

こちらのどて焼きは、3本セットで420円。弾力があってプリップリです。
甘辛い味噌の味が中までよく染み込んで、ビールがすすみます。

スケトウダラの卵で作られたというカステラ（460円）はお酒の肴にぴったりで、見た目も素敵ですね。呑兵衛さん全員におすすめしたいくらいです。味が濃いわけではないものの、ちびちび食べながら飲むのにちょうど良い一皿だと思います。

お菓子のカステラのようにパクっと頬張るわけにはいきません。さすがにもったいない。一人で食べるとなれば、1ドリンクでは済まないわけです。ちょっぴり、ちょっぴりを繰り返し、ビールのつぎは麦焼酎とともに。大切にいただきました。

やっぱりおでんも食べておきたい

正宗屋さんといえば、やっぱりおでんも欠かせません。好物の玉子と、あともう一品は何にしようかと迷っておりました。こういうときは、他のお客さんのオーダーに耳を傾けるに限ります。

真っ昼間ですが店内のL字カウンターは満席状態だったので、両サイドからたくさんの注文内容が聞こえてきました。おでんはおそらく全員注文している様子です。そこで高確率で注文されていたのが、じゃがいも。というわけで、玉子とじゃがいもに決まりました。

中まで出汁がよく染みていて、ほくほくさせながら食べやすい、ちょうど良い硬さです。やっぱりここのおでん、好きだなあと思いました。

秋の味覚をまったり味わう

お次はこちら。秋なすの焼きびたしを食べました。

口にいれると、ふっくらしたなすの中から出汁がじゅわ〜っと広がります。なすに鰹節と一見シンプルにみえる一皿ですが、自分でこうは作れないのです。素材をいかした味つけと食感が良いですね。こういう料理を味わうのも、昔ながらの酒場へ行く楽しみなのであります。

今回もおいしい料理とお酒で、ハッピーなアワーを過ごすことができました。おでんが恋しくなる季節、「正宗屋 相合橋店」さんに寄り道してみてはいかがでしょうか。