小室哲哉が語る globe結成秘話 〜当初は2人組で、ユニット名は○○○○○○だった!?〜
globe20周年。数々の名曲が、2015年“いまのスタイル”を着こなす
90年代後半、記憶に残るヒット曲を連発した国民的音楽ユニットglobeが、今年の夏で20周年をむかえる。記念すべき20周年セルフリプロダクトアルバムとして、『Remode 1』を2015年8月5日(水)にリリースし話題となっている。
実はglobeは当初、KEIKOとMARCによる2人組ユニットの構想で、ORANGEとネーミングされていたという。しかし、KEIKOのヴォーカルに大きなポテンシャルを感じた小室哲哉は、名前をglobeに変更。小室哲哉自身もメンバーとして参加することで3人組となった。そして、1995年8月9日、1stシングル「Feel Like dance」でJ-POPシーンへ鮮烈にデビューした。当時の結成秘話を小室哲哉に聞いてみた。
時代を音楽で解説するようなイメージですね(小室哲哉)
「TM NETWORKは3人組で、trfは5人組だったので、当初globeは2人組だなって考えていました。もともとORANGEって名前にしたのは、ビートルズやマッキントッシュって“Apple”ってキーワードだったじゃないですか? クリエイティブの象徴としてあやかって、ちょっとひねってORANGEにしたんです。でも、残念ながら諸事情でアウトとなりました。
そこでglobe案が出てきました。イメージ的には、洋楽の2アンリミテッドやリアルマッコイ、カペラみたいな。まぁ、そんな2人組。あと、古いですけどチェリッシュとか(苦笑)。そんなスタイルが当時は時代感として新しいんじゃないかなと思ったんです。
タイミング的には、trfに続く、エイベックス発の面白いアーティストをどう生み出していくかっていう使命感もありました。コンセプトなんですが、メンバーの経験値も高かったtrfは、ゼロからブームを作りだす存在だったと思うんです。
でも、globeは、MARCとKEIKOは新人ってこともあったので、世の中のムーヴメントを映し出す、雑誌のような作品を打ち出していきたいと考えていました。時代を音楽で解説するようなイメージですね。音楽ってどんな存在にも溶け合えるアートなので、そんな方向性もアリかなって思ったんです。」(小室哲哉)
8月9日デビュー日、都内某所でスペシャルイベントを開催
globeは、2015年8月5日(水)、20周年セルフリプロダクトアルバム『Remode 1』をリリースした。globeが生み出してきた「FACE」、「Is this love」、「wanna Be A Dreammaker」、「Many Classic Moments」など数々の名曲が、2015年“いまのスタイル”を着こなすことで、ヴォーカル・トラックはそのままに、小室哲哉の手によってまったく新しいサウンドへ生まれ変わったのだ。
いわゆる“時代を音楽で解説するようなイメージ”という、特異なコンセプトから生まれた音楽ユニットglobe。あなたも懐かしくも新鮮な『Remode』体験をぜひ。
なお、記事をアップしようとした先ほど、急遽入手した情報によると、1995 年にデビュー・シングル「Feel Like dance」が発売された記念日である2015年8月9日(日)に、globe 20 周年記念イベント 『globe 20th anniversary special event』 を都内某所にて開催するそうだ。続報を待て。
※開催場所 ・ 開催時間は後日オフィシャル HP 他で発表とのこと。
【収録内容】
2015年8月5発売
通常価格:3,240円(税込)
【Disc1】
01. Many Classic Moments
02. FACE
03. You are the one
04. Love again
05. Judgement
06. UNDER Your Sky
07. Shine on you
08. Wanderin’ Destiny
09. SWEET PAIN
10. FACES PLACES
【Disc2】
11. wanna Be A Dreammaker
12. SHIFT
13. garden
14. OVER THE RAINBOW
15. on the way to YOU
16. 楽園の嘘
17. FREEDOM
18. Anytime smokin’ cigarette
19. still growin’ up
20. Is this love