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2重マスクにお勧め【マスクカバー】の作り方。不織布マスクがそのまま使えます

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

はじめまして!

neige+(ネージュ)の猪俣友紀です。

これからYahooクリエイターとして、皆様に手作りをもっと気軽に楽しんでいただけるような

ハンドメイドのHOWTO作り方を紹介させていただきますのでどうぞよろしくお願いします。

最初に紹介する記事としてどんな内容にしようかなと考えていたのですが

長年マスクの作り方を紹介させて頂いる中で昨年は本当に多くの方にレシピを活用していただけて、自分のレシピが人様のお役に立つことをとても光栄に感じています。

もしかしたら今このレシピが役立つのではないかなと、昨年ブログで紹介させていただいた内容ですが、話題の『2重マスク』に合わせたマスクカバーの作り方を改めて紹介させてくださいね

blog: neige+手作りのある暮らし 

「市販のマスクがそのまま使えるマスクカバーの作り方」

『2重マスク』よく見かけるようになりました

コロナ禍、布マスクが浸透してきたのは長年レシピを紹介してきた自分にとっても嬉しい出来事ではありましたが、本来感染予防には適さないとされているのも事実であります

そんな中でも、最近は不織布マスクと布マスクを2重にされている方を見かけるようになったので、不織布で肌荒れをおこされる方にも役立てていただけるのではないかなと思いまして、こちらでマスクカバーの作り方レシピを改めて紹介させてくださいね

今回はこちらの裏面がガーゼになる作り方も紹介します

1枚の生地でも作ることができますが、レシピのリクエストが非常に多かったのがこの内側ガーゼでした

肌に当たる部分はダブルガーゼなど、肌に優しいコットンを選ぶといいですよ

ガーゼを合わせて作る場合は、最初に2枚の生地を1cmで縫い、アイロンで縫い代を割った状態から始めてくださいね!

マスク作りはアイロンを使いますので是非ご用意ください

<用意する生地>

【1枚布で作る場合】

サイズ:たて36cm よこ20cm

【内側にガーゼを使う場合】

*マスクの表、内側のガーゼをそれぞれ1枚ずつ用意します

サイズ:たて19cm よこ20cm

【共通パーツ】

*2枚の縁取り布(マスクの脇を包むパーツです)

サイズ:3cm幅を20cm 2本

*ループ 6cm (こちらはお好みで)

それでは早速はじめましょう

まず生地を2つ折りにします。

ガーゼを合わせた時は、接ぎ目がちょうどこの「わ」になります

そして「わ」を上にして画像のように印をつけて、アイロンで折山を作りましょう

(ガーゼを内側にする場合もこの状態で見える面は表側になります)

まず、「わ」から3.5cm 「わ」から11cmを山折りにします

その山折りにしたところから、それぞれ2,5cmずつ印をつけておきます

これはプリーツを作る時の合印になります

印をつけてアイロンで折るのは2枚重ねた状態です。(画像は1枚布で仕上げています)

同じ位置に折り目が付いているかどうか確認しておいてくださいね。

プリーツタイプはしっかり折り目が付いているほうがあとで作業しやすいので、少し手間ですが是非アイロンを使ってくださいね

そうしたら、折山の隣に付けた2,5の合印に折山を合わせて待ち針でそれぞれ留めます

まだこの状態だと2つプリーツになるので、この真ん中の部分にもう一つプリーツを作っていきますので

待ち針でしっかり留めておいてくださいね

これは是非動画の方が理解いただきやすいのですが、残った部分を上下のプリーツに合わせて折り込むと

自然とこうなり、均等に3つのプリーツが仕上がります

もしわかりにくい時は、動画も合わせてご活用くださいね

そうするとこんな風になります。

待ち針で留めてからアイロンでしっかりと折り目を付けて行きましょう

また、アイロンの熱で待針が溶けてしまうこともあるので、浅めに刺すのがお勧めです

アイロンをかける時はプレスするのに、クッキングシートを当て布代わりにすると

布も見えてお勧めです。

この後広げていくので、しっかりと折り目を付けておいてくださいね

そして待ち針を外してひろげます

きれいにプレスされるとアコーディオンカーテンのようになります(笑)

そして今度は広げたプリーツをもう一度待ち針で留めなおします

待ち針で留めていたプリーツをミシンで縫って仮止めします

こうしておくことでプリーツが崩れにくくなり仕立てやすくなりますよ

上下をそのままに裏面にします。両脇に縁取り布裏面を上にして重ねてください。

この時上下に5mmずつ余るようになります

これは、最後に重なりが厚くなるのを防ぐためなので、特に家庭用ミシンで作る方にはピッタリ合わせて作るよりこのほうが作りやすいと思いますのでお試しくださいね

ここから生地が変わりますが、白いプリーツマスクをイメージしながら仕上げてみて下さいね

両脇を1cmずつ縫ったところです。

上下には5mm余りがあります

再び表面にして、縫った縁取り布を、縫い目に合わせてアイロンで折り上げます

そして折上げた縫いしろを余った部分で包んでアイロンで更にプレスします

待ち針で両端を止めます。この時ループを付ける場合は左上、3cmほど下に付けるといいですよ

そして際を縫います

4つ折りに包むよりは作りやすい方法になります

そのまま下の端を上の辺に重ねて待ち針で留めます。

この部分を1cmで縫います

ちょうど裏面がみえている状態です。縁取り布は表面のみ見えるようになります

縫い終えたところです

表にする前に、縫い代を割っておくといいですよ

表に返してアイロンで形を整えます

最後に上下に5mmの際を縫って完成です!

縫うのは5mmじゃなくても2mmでももちろん見た目が綺麗になる仕上げ方でOK!

ただ、2mmで縫うと縫い合わせの重なりがあるので、家庭用ミシンでは際が縫いにくくなるかもしれません。その場合は是非5mmで縫い仕上げてくださいね

こんな風に実際に不織布マスクを入れて使えます

入れ口は少し狭いので若干中に入れると折れますが、プリーツは広げて使うので、使う時は特に気にならない程度かと思います

ちなみに付けたループはこんな風に干すときに便利です

仕上げにスタンプを押してみたり、内側をガーゼにしたり

例えば、縁取り布をリバティ生地などおしゃれな布で仕上げるとまた素敵になりますよ!

是非2重マスクの代わりにレシピがお役立ていただけると嬉しいです

YouTube動画もありますので是非皆様のマスク作りにお役立てください

最後までお読み下さりありがとうございました

是非レシピが皆様のお役に立てれば嬉しいです。

neige+ 猪俣友紀

手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。Webショップ作品紹介の他、バッグ、ポーチ、手作りマスクなどの作り方を公開中。9年間の手芸店講師を経て、2016年からはヴォーグ学園で講師を務め、現在は独学で身につけた”きれいに仕立てる縫い方のコツ”をYouTubeやInstagramなどのSNSを活用し、初心者向けに丁寧に音声解説紹介しています。近著に「猪俣友紀のミラクルハンドメイド定規BOOK」「端ぎれ&布耳で作るバッグと布こもの」(主婦と生活社)/「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他

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