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寒い日のお出かけに使いたいファーのバッグ、チラリと見える2枚仕立ては比較的作りやすくてお勧めです

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

皆様こんにちは!

今月は急に寒くなってきたせいか、作るアイテムも自然と温かみのあるファーの素材が増えてきました。早速今回もお気に入りのバッグが完成しましたので作り方を紹介させて下さいね!

しずく型のシルエットが可愛い「ドロップトート」こちらは2016年発売の著書に掲載がございます。今回はそのデザインからもう少し作りやすくしてシンプルだけど形が可愛いトートバッグを紹介します。

それでは早速始めていきましょう

今回の工程は下記のとおりです

1.使用するパーツの紹介

2.合印をつける

3.持ち手を作る

4.内ポケットを作る

5.ポケットを本体に縫う

6.内袋を作る

7.外袋を作る

8.本体を縫う

9.返し口を閉じる

それでは早速始めていきましょう

こちらの記事では「neige手作りのある暮らし」youtubeチャンネルで紹介しています作り方動画を読む記事にして紹介しています。動画も合わせてお役立ていただけますと嬉しいです

「完成サイズ」

「準備するパーツ」

本体 外布x2 内布x2 (外布はそれぞれ接着芯を貼っています)
持ち手x2  W16cm H32cm
ポケット  W20 H32

本体の製図です

*縫い代1cm必要です

1.使用するパーツの紹介

外布はファーと、程よい厚みの柄布。合わせる内布はダンガリー生地にしています。シーチングや薄手のオックスもお勧めです

2.合印をつける

本体の上下に中央の合印をつけます。

3.持ち手を作る

持ち手はアイロンで4つ折りにします

両脇のを縫います

4.内ポケットを作る

内ポケットは重ねて端から1cmを縫います

縫い終えたら一度表にし、縫い代を片倒しにします。このふっくらした厚みがポケット口になります

裏にしてタブを挟みます

返し口を5cmほど残して周囲を1cm縫います

表にしてを縫います

5.ポケットを本体に縫う

画像のようにポケットを内布に縫います

6.内袋を作る

返し口を10cmほど残して周囲を縫います

7.外袋を作る

外布を2枚重ねて、中央から5cmずつ持ち手の合印をつけます

持ち手の縫い合わせが外側に来るように重ねて5mmでそれぞれ仮止めします。脇のタブを縫う場合もこの時に縫います

内袋と同じように周囲を1cm縫い(返し口は作らない)カーブに切り込みを入れます

8.本体を縫う

外袋を表にし、内袋の中に入れます。ポケットのついている面がファーの側になるようにします

入れ口を止めて、周囲を1cm縫います。縫い始めは脇からスタート

両脇がずれていないか確認してから、返し口から表にします

表にしたら、入れ口を整えて脇から際を縫います。

だいたい2〜3m mくらいを目安にします

9.返し口を閉じる

返し口を閉じて仕上げます。仕上げ方は手縫いの場合は「コの字閉じ」、ミシンの場合は際を縫います

いかがだったでしょうか?これで完成になります。ファーと布を重ねて縫うと表からちらりとファーが覗いてお洒落な雰囲気に仕上がります。この冬は手作りのバッグでほっこり時間を楽しんでくださいね!

皆様が必要と思われる時にこちらの作り方が参考になれば幸いです

最後までお読みくださりありがとうございました。

手芸講師 猪俣友紀

手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。Webショップ作品紹介の他、バッグ、ポーチ、手作りマスクなどの作り方を公開中。9年間の手芸店講師を経て、2016年からはヴォーグ学園で講師を務め、現在は独学で身につけた”きれいに仕立てる縫い方のコツ”をYouTubeやInstagramなどのSNSを活用し、初心者向けに丁寧に音声解説紹介しています。近著に「猪俣友紀のミラクルハンドメイド定規BOOK」「端ぎれ&布耳で作るバッグと布こもの」(主婦と生活社)/「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他

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