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こんな方法もあるんです!知っておくと便利なカーブを綺麗に仕上げる方法。やっぱりひと手間必要です

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

皆様こんにちは!

11月ももうあと1日を残すのみとなりました。

今月最後に紹介するのは「カーブを縫う時のコツ」です。最後にきれいに仕上げるコツも紹介していますのでよかったら最後までお読みくださると嬉しいです

前回紹介のドロップトートはご覧いただけましたでしょうか?カーブが苦手な方は、是非こちらの記事も参考にしながらチャレンジしてみてくださいね!

それでは早速始めていきましょう

こちらの記事では「neige手作りのある暮らし」youtubeチャンネルで紹介しています作り方動画を読む記事にして紹介しています。動画も合わせてお役立ていただけますと嬉しいです

1縫い方の順番を変える

結論から言うと、まずカーブのあるバッグには縫い方の順番があって、普段私は画像のようにバッグの底から上に向かって縫うようにしています。次に反対側の入れ口側から縫い始めて、最初の縫い初めに1~2cm程縫い目を重ねて仕上げます。こうすることで縫いずれを防ぐことができます

2.底から縫う

こちらが俯瞰で見た時の縫い始めの状態です。

更に言うと、底中央ではなく、底より1cm奥からバッグの入れ口側に向かって縫います。縫い始めは返し縫いは必要ありません

縫い終わると半分のカーブが縫い終えたところになります

3.入れ口側から縫う

続いて、反対側はバッグの入れ口側から縫い始めます

カーブは目打ちなどを使いながらゆっくり縫います

最初に縫った箇所の5cmほど手前に来たら、その上糸を根元から切ります。

そのあとは続けて縫い、最初の縫い目に2cm程重ねます

縫い目を重ねることで返し縫いと同じ効果になるので、最後は返し縫いをしなくてもいいですが、心配ならば1cm程返し縫いをしておくとより安心です

ちょうど目打ちで刺しているところが、重なり部分です。2重に縫えているのがお分かりいただけますでしょうか?

4.カーブを縫い終えたところ

一度に上からぐるっと縫うのと、中央で半分ずつ縫い分けるとでは仕上がりが変わってきますので、手間はかかりますがほんのちょっとしたことなので、いつも縫いずれで困ってる方は是非この方法を試してみてくださいね!

5.型紙を重ねて確認する

カーブのある作品は、縫い終えた後は型紙を重ねてカーブが整っているかどうかを確認しておくといいですよ

6.カーブの処理

続いて、カーブには7mm間隔でミシン目の際まで深い切り込みを入れます。浅い切り込みでは意味がありません。ミシン目を切らないように気を付けながら切り込みを入れましょう。

生地の厚みに合わせて、更にこのカーブの縫い代を少し減らしておきます。この時5mm以上は残るようにしましょう

切り終えたところがこの状態になります

せっかくロックミシン掛けたのに切り落とすことで糸が解れてしまいますが、後からロックミシンすると失敗することが多いので私は普段からこの方法です

7.完成

表にするととってもきれいなカーブが仕上がります。この方法はどんな素材の時にもできる方法なので、是非お試しくださいね!アイロンがかけられる場合は、カーブにアイロンをかけておくとよりきれいな仕上がりになりますよ

いつもと違う仕立て方で新たな発見が生まれると嬉しいです。

皆様が必要と思われる時にこちらの作り方が参考になれば幸いです

最後までお読みくださりありがとうございました。

手芸講師 猪俣友紀

手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。Webショップ作品紹介の他、バッグ、ポーチ、手作りマスクなどの作り方を公開中。9年間の手芸店講師を経て、2016年からはヴォーグ学園で講師を務め、現在は独学で身につけた”きれいに仕立てる縫い方のコツ”をYouTubeやInstagramなどのSNSを活用し、初心者向けに丁寧に音声解説紹介しています。近著に「猪俣友紀のミラクルハンドメイド定規BOOK」「端ぎれ&布耳で作るバッグと布こもの」(主婦と生活社)/「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他

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